この事故は2021年5月、静岡県富士宮市内の道路を運転していた米兵のリッジ・アルコニス被告が飲食店の駐車場に突っ込み、2人が死亡したものです。
アルコニス被告は日本の裁判所で禁固3年の実刑判決を受け、収容されましたが、昨年12月に米国に移送されました。
こうした中、米上院のマイク・リー議員は13日、Xへの投稿で、家族と面会したアルコニス被告の写真や動画を掲載し、「日本は(アルコニス被告の)家族と米国に謝罪すべきだ)」と記しました。
リー議員はこの投稿で、「我々の軍人の家族には、海外での配属中に直面するリスクがある」「医療上の緊急事態により起きた不慮の交通事故で投獄されることは(そうしたリスクに)含まれるべきではない」などとしました。
これは、アルコニス被告が事故前に富士山を訪れ、運転中に高山病を発症し意識を失ったと主張していたことをうけたものと思われます。
日本の司法の決定が外圧により覆され、謝罪まで要求される。またしても日米関係の不平等性が浮き彫りになりました。