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「理解できない」アジア杯初戦を前にサウジに内紛。3選手の離脱に指揮官マンチーニは苦言「試合に出るか決めるのは私」
イタリアメディアによると、同代表を率いるロベルト・マンチーニ監督が、1月16日に行われるオマーン戦を前に、会見で一部選手の離脱を語った。出場機会の確約を求めたという。
『Gazzetta dello Sport』紙によると、イタリア人指揮官が名前をあげたのは、サルマン・アル・ファラジ、スルタン・アル・ガンナム、ナワフ・アル・アキディの3選手だ。
マンチーニは「誰が試合に出て、誰が出ないかは、誰にも決めることができない。選ぶのは私だ」と話している。同監督は「彼らが代表に来るのを望まなかった。私ではなく、彼らが決めたことだ」と述べた。
「アル・ファラジはフレンドリーマッチでプレーすることを望まなかった。アル・ガンナムとアル・アキディとはリストをつくる前に話し、準備ができているかを尋ねた。アル・ガンナムは『試合に出るか、行かないかだ』と答えた。アル・アキディは納得していたが、3日前にGKコーチに対し、試合に出ないなら彼も代表にはいたくないと伝えてきた」
マンチーニは「ピッチに立つのは国のために戦う意欲がある選手だけでいてほしい」と話している。
「どうして国を代表することを選手が拒めるのか理解できない。クラブチームじゃないんだ。奇妙な状況であり、こういった事態になるのは私にとって初めてのことだよ」
昨年夏、イタリア代表の指揮官を電撃退任し、サウジアラビア代表を率いることを決め、母国では大金に目がくらんだとも揶揄されたマンチーニ。1996年を最後にアジアカップでトロフィーから遠ざかっているサウジアラビアは、イタリア人監督の下でどのような戦いを見せるだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
https://news.yahoo.co.jp/articles/8b48766919ee5e076c42b57cafc810a6558a9f1f