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6度スーパーボウル制覇ビル・ベリチックHC ペイトリオッツから離別することで双方同意
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24シーズンを一緒に戦ってきたヘッドコーチ(HC)のビル・ベリチックとニューイングランド・ペイトリオッツが双方同意の下、離別することになったと現地11日(木)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが情報を伝えた。
フォックスボロでの24シーズンでベリチックはNFL史上最も輝かしい王朝の指揮官となった。ベリチックの指揮の下、ペイトリオッツはチームとしてNFL史上最多タイとなる6度のスーパーボウル制覇を成し遂げ、9回のスーパーボウル出場を果たした。ヘッドコーチとしてベリチックはペイトリオッツ(11回)を除くどのフランチャイズよりも多くスーパーボウルに出場したことになる。
24シーズンでペイトリオッツはレギュラーシーズンで266勝120敗を記録し、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区タイトルを17回獲得。2009年から2019年はNFLの歴史で最長となる11連覇を成し遂げた。17回の地区タイトル獲得というのは1人のヘッドコーチが1つのクラブで達成した中で最も多く、2位のトム・ランドリー(12回)より5回も多い。
71歳のベリチックはプレーオフを含めて296勝を挙げており、これは1人のヘッドコーチが1つのフランチャイズで挙げた数としては、ベアーズのジョージ・ハラス(324勝)に次いでNFLの歴史で2番目に多い。
チーム内部からの後継者候補として有力視されているのは、数年前からうわさのあったペイトリオッツのインサイドラインバッカーコーチを務めるジェロッド・メイヨだとラポポートは伝えている。ベリチックの行き先としては、空席となったアトランタ・ファルコンズのヘッドコーチの仕事が選択肢になるかもしれないとラポポートは言う。
1つのチームで20シーズン以上過ごしたヘッドコーチはベリチックを含めて7人いる。他の6人はジョージ・ハラス(40シーズン)、カーリー・ランボー(29シーズン)、トム・ランドリー(29シーズン)、ドン・シュラ(26シーズン)、スティーブン・オーウェン(24シーズン)、チャック・ノル(23シーズン)で、その全員が殿堂入りしている。