インターネット上では「被災地入り」がトレンド入りし、賛否両論のコメントが寄せられている。
「あまりにも、あまりにも遅すぎませんか?」「やっと? 支持率回復の一手にしたいのだろうが、いずれにせよもっと早く駆けつけ、現状把握をするべきだった。遅きに失した感は否めない」
「被災者も自衛隊員もこの寒さの中2週間も頑張って来たんだぞ…岸田も馳もこの2週間何してたんだよ」とタイミングの遅さを批判するコメントがある一方、
「被災地であれが足りないとか文句だけ言ってる野党の議員より1000倍立派だわ」など、一定の評価をする声もあった。
また「被災された方々の不安感を真摯に受け止めて安心感を与えるように尽力してほしいです。聞く力が問われます」と、被災者のニーズを、首相が売りにしてきた「聞く力」で受け止めるべきと求める声のほか
「これがカリスマ的なリーダーや、命を賭すに値するリーダーならともかく、裏金問題など今や惨劇的な支持率であろう首相が現地入りしても、いまさら邪魔というか自衛官も被災者も複雑な心境なのでは」と、自民党安倍派裏金事件を抱える中での震災対応となっていることに触れたコメントもあった。
今月5日に行われた岸田文雄首相や立憲民主党の泉健太代表らが出席した6与野党党首会談では、党首クラスを含めた各党所属国会議員の被災地視察について、当面自粛するとの申し合わせがなされていた。
一方、れいわ新選組代表の山本太郎参院議員は2度被災地に入って現地の厳しい状況をXで発。首相の早期の被災地入りを強く求めていた。
山本氏は9日の投稿で、首相が被災入りの方向となったとする報道をもとに「方針転換してくれて良かった」と記していた。