「なんも…」お笑いコンビのハイヒール(リンゴ、モモコ)が13日、読売テレビ『あさパラS』(毎週土曜 前9:25)に出演し、活動休
止を発表したダウンタウン・松本人志について言及した。
ハイヒールはダウンタウンと同期。番組内のニュースとして、松本人志の騒動について扱い、リンゴが進行役でこれまでの
経緯を振り返った。『ワイドナショー』にも出演する芸能リポーターの長谷川まさ子氏、法律家の立場から佐藤みのり弁護士
らが解説。長谷川氏は「松本さんはこのまま発言することなく裁判の準備に入られると思う」とすると、佐藤弁護士は上訴も
踏まえ「長かったら3年ぐらいかかる」と見立てた。
リンゴは「びっくりしたよね?M-1の時は(報道が)出ると思ってて審査してたとしたら、すごい心境やったと思う」と驚き
を隠せず。さらに、小籔千豊のコメントを引用する形で、「わろたらんと思ってる人を笑かすのは難しい。そういうふうに思
われるんであれば、きっちり休んでという考えなんじゃないか」とした。その上で「起こったことに関しては全然わからない
ですからね」と重ねた。
相方のモモコは、リンゴから「浜ちゃん(浜田雅功)から何か聞いてない?」と向けられ、「なんも聞いてない。なんも
…」と多くを語らず。リンゴが「来週までに聞いといてくれへんかな?」と笑いを交えると、モモコは「なんも、言うことな
いと思うよ」と答えた。
桂南光が、文春に名乗り出た女性について「法的に最初から訴えたら良かったんじゃないか?」とすると、リンゴは「男性
の方はそう言いますけど、もしそういう被害に自分があったとしたらと考えたら、女性の方はね、やっぱり行けないですよ」
と冷静。記事については「読む側の読解力もある」とし、「ものすごく文がうまい」とも受けとめた。
最後に、リンゴは「ここで今訴えて声をあげた女性の勇気も素晴らしいと思うし、すべての仕事をやめて自分の名誉のため
に休業するという松本くんの決断も勇気だと思う。誰の肩を持っているわけでもなく、行先を見守りたい」と冷静にまとめた。
松本をめぐっては、昨年12月26日配信の「文春オンライン」、27日発売の「週刊文春」で、2015年に松本とスピードワゴ
ン・小沢一敬らが飲み会を開き、女性に性的な行為を迫ったなどと伝えた。これに対し、吉本興業は「当該事実は一切なく、
本件記事は本件タレントの社会的評価を著しく低下させ、その名誉を毀損するものです」「法的措置を検討していく予定で
す」などと声明を発し、文春側は「記事には自信がある」としていた。
また、吉本興業は8日、松本が裁判に注力するため活動を休止することを発表。「このまま芸能活動を継続すれば、さらに多
くの関係者や共演者の皆様に多大なご迷惑とご負担をお掛けすることになる一方で、裁判との同時並行ではこれまでのように
お笑いに全力を傾けることができなくなってしまうため、当面の間活動を休止したい旨の強い意志が示されたことから、当社
としましても、様々な事情を考慮し、本人の意志を尊重することといたしました」としている。