あわせて読みたい
ドジャース、大谷翔平ら1500億円超補強への批判にピシャリ 225S男「OHTANIを獲得した今、行きたくなるよ」
フィリーズなどで活躍のリッジ氏が擁護
大谷翔平
米大リーグ・ドジャースは大谷翔平投手と10年契約を結んだほか、山本由伸投手、タイラー・グラスノー投手を獲得するなど補強を進めている。7日(日本時間8日)には、2021年に球宴出場のテオスカー・ヘルナンデス外野手の獲得も米メディアに報じられた。補強の連続に現地では「不公平」などとの声も一部で上がっているが、メジャー通算225セーブを誇るブラッド・リッジ氏は「帝国を認めるべきだ」とドジャースの補強を擁護している。
ドジャースは大谷と10年総額7億ドル(約1014億円=発表当時)の契約を結んだと報じられたほか、山本由伸も12年総額3億2500万ドル(約463億円=発表当時)で獲得。昨季10勝をマークした剛腕グラスノー、好守がウリのマニュエル・マルゴー外野手をレイズからトレードで獲得した。昨季26本塁打のヘルナンデスも1年総額2350万ドル(約34億円)で獲得すると伝えられているほか、さらなる補強も見据えているとの報道もある。
合わせて1500億円を超える補強には、他球団ファンから非難の声も上がる。しかし、フィリーズで2008年に41セーブを挙げて最優秀救援投手に選ばれるなど、通算603試合に登板したリッジ氏はこれを擁護した。
米衛星ラジオ「シリウスXM」のMLB専門番組「MLBネットワーク・ラジオ」のX(旧ツイッター)ではその動画が公開されている。「何年も連続してプレーオフに進出しているという事実が、みんなをそこでプレーさせたいと思わせている」とドジャースが勝ち続けてきたこれまでの実績が移籍の背景にあると指摘した。
大谷と契約したことについても「あんな契約を構築して、あの男と契約したら、他のみんなもそこでプレーしたいと思うだろう。勝利した歴史があり、大物を獲得した今、みんなそこに行きたくなるよ」とコメント。常勝軍団に大谷が加入したことで、他のメジャーリーガーにとって魅力がさらに増したと分析した。
大補強に対する批判については「不公平な優位性はどうとでも言えばいいし、ドジャースはこの10年間で期待しているほどワールドチャンピオンシップで勝利していないかもしれないけど、一貫して勝ち続けたという事実が、オオタニに“あのチームに行きたい”と言わせた。あの契約の構成を見て、みんなが後に続いたんだ」とドジャースを擁護した。このオフの働きぶりは「勝利において素晴らしい仕事をした。それは(監督の)デーブ・ロバーツとフロントのおかげだ」とも断言した。
最後は「確かに少し不公平だし、経済的な不満は聞くけど、過去10年間に見せた勝利の方法を築き上げた帝国を認めるべきだ」と一朝一夕で成しえたわけではない補強を称えていた。