発表によると、男は昨年7月21日午前6時半頃、同署刑事2課の保管庫にあった証拠品20万円を鍵を使って盗んだ疑い。同年5月、入居していた官舎の管理費計7万5000円を着服するなどした疑いもある。
捜査関係者によると、男は証拠品計約300万円を複数回にわけて盗んだと説明しており、裏付けを進める。
県警が10月に証拠品を点検した際に紛失が発覚。保管庫の鍵を扱えた男が浮上した。自宅などから変死者名義の通帳やキャッシュカードも押収しており、関連を調べている。
男は2014年に採用され、23年3月に同署刑事2課に配属された。
県警の河合弘文首席監察官は「警察官として言語道断の行為。厳正に対処する」などとコメントした。