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「誰かに取って代わろうとする意図はない」中国から米国に「泣き」が入った
そこで、中国の鉄砲玉こと王毅外相がスピーチを行ったのですが、その内容が完全に「泣き」です。
以下がその和訳全文です。面倒くさい方は強調文字などの部分だけお読みください。
(略)
⇒参照・引用元:『中国 外交部』公式サイト「王毅就落实中美元首共识提出三点主张」
「中国には、誰かに取って代わろうとする意図はなく、覇権を求める意図もなく……」と述べていますが、では南シナ海で中国が行っていることはいったいなんなのでしょうか。世界秩序に対する挑戦であり、覇権を求める行動以外の何物でもありません。
中国は言っていることと行動が一致しません。そんな国は信用できませんし、だからこそ約束もできません。
「45年前、中国と合衆国は相違点を超越して国交を樹立することができた」と述べていますが、そもそもこれが失敗の根源だったのかもしれないのです。
2023年11月29日にはキッシンジャーさんも亡くなりました。
これまで「なあなあ」でやってきましたが、「やがて中国も自由民主主義国家になるだろう」という甘い考えが完全に間違っていたことが判明しています。
キッシンジャーさんの死去は「甘い考えの終焉」を示す重要なポイントになったのかもしれません。日本では2023年11月15日、池田大作さんが亡くなりました。これもまた「親中のおしまい」を示すひとつのエポックとなったのではないでしょうか。
ともあれ、上掲の長い文章は「合衆国側も考え方を緩和し」が全てです。「考え方を変えて、中国を認めてくれ」という「泣き」に他なりません。
しかし、そうはいかないのです。「銃を使うことも厭わずな帝国主義的覇権国家」など、明らかに時間軸がずれた国であり、そのような国の存在を許すことはできません。しかも世界第2位の経済大国です。危なくて仕方ありません。
中国共産党に支配された中国を瓦解せしめることこそ、自由主義陣営国が全力で取り組まなければならない課題なのです。
(吉田ハンチング@dcp)