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西武が山川穂高の人的補償に和田毅指名へ 近日中に発表 ソフトバンクの顔が衝撃の移籍
昨年末に提出されたリストから、昨季8勝を挙げたベテラン左腕に絞り込まれた模様。「松坂世代」で唯一のNPB現役選手。今季の開幕ローテーション入りが
内定していただけに、衝撃の移籍になる
今オフで最も注目されたFA劇が衝撃の結末を迎える可能性が浮上した。ソフトバンクに移籍した山川の人的補償として、西武がベテラン左腕の和田に
絞り込んだことが判明。正式に決まれば、近日中にも発表される見通しだ。
山川は昨季の推定年俸2億7000万円で、Aランク(年俸上位1位~3位)とみられる。西武はソフトバンクに対し、金銭補償(年俸の80%)か、人的補償プラス
金銭補償(年俸の50%)を要求できる。昨年末にソフトバンクからプロテクトした28人、外国人、直近ドラフト選手を除くリストを受け取った。渡辺GMは仕事始めの
5日に、「人的補償です。まだ検討中。ある程度は絞ってます。どの選手が一番当てはまるか、うちに入って機能するのか、いろいろ考えています」と説明していた。
熟考の末に、和田に白羽の矢が立った模様だ。
和田は今年2月に43歳を迎えるが、先発ローテーション投手として十分に戦力になる。昨季は8勝を挙げ、7年ぶりに100投球回に到達。衰えを感じさせない投球で、
小久保監督は就任直後に、有原とともに今季の開幕ローテーション入りを明言していた。和田自身もパ・リーグ左腕初の40代投手による「2桁勝利」と
「規定投球回到達」を目標に掲げ、「しっかり2月1日に準備ができるように」と意気込んでいた。現在は阪神大竹やロッテ小島らを引き連れ、総勢16人の
大所帯で長崎合同自主トレを行っている。
FA移籍を巡っては過去にも人的補償でドラマがあった。巨人工藤が43歳で横浜に移籍。巨人内海も炭谷のFA加入に伴い、西武に移った。
和田は02年ドラフト自由枠でダイエー(現ソフトバンク)に入団。メジャー移籍をへて、再び同球団に復帰。名実ともにチームの顔ともいえる左腕の移籍となれば、
大きなインパクトを与える。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202401100001387.html