長崎市南総合事務所地域福祉課の28歳の女性職員は、去年11月2日の午前10時ごろ、勤務中、公用車で立ち寄ったドラッグストアで所持金があるにも関わらず、おにぎり2個とふりかけ1個、合わせて346円相当を盗みました。被害に遭ったドラッグストアが警察に通報し、店内の防犯カメラに職員が映っていたことから犯行が明らかになりました。
職員は1週間後の11月9日に、警察の事情聴取を受け、上司の課長と課長補佐と共にドラッグストアに謝罪し、料金を支払いました。
警察は、「初犯で、被害額が少なく、再発の恐れがない」などとして微罪処分とし、逮捕はしていません。
女性職員は市の聞き取りに対し、「体調不良が続き、朝から何も食べていなかった」「これくらいいいのではないかという考えが頭をよぎった。自分の勝手なことで周りに迷惑をかけ反省している」と話しているということです。
上司の課長と課長補佐、健康支援係長の3人は文書訓告処分としています。
市は「公務員としてあるまじき悪質な行為で、公務員としての自覚が欠如している。このような事態を起こしてしまい、市民の皆様からの信頼を裏切る結果となってしったことを非常に重く受け止めています」とコメントしています。