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そんななか、ソウル主要地域再開発・再建築整備事業における大手建設会社の受注戦は一層熾烈になるものと見られる。状況が難しいだけに事業性が確実なところに力量を集中するという「選別受注」戦略を建設会社が展開しているためだ。
特に今年はソウル市江南区狎鴎亭洞(カンナムグ・アプクジョンドン)と永登浦区汝矣島洞(ヨンドゥンポグ・ヨイドドン)、龍山区漢南洞(ヨンサング・ハンナムドン)、城東区聖水洞(ソンドング・ソンスドン)など核心地で「マンモス級」事業場が相次いで施工会社を選ぶ予定だ。
ソウル市龍山区漢南ニュータウン漢南4区域と漢南5区域の再開発事業は、今年上半期中に施工会社選定作業に着手するものとみられる。
両整備区域の強みはやはり事業性だ。漢南4区域は組合員数が少なく、漢南ニュータウンの中で事業性が最も良いという評価だ。サムスン物産と現代建設、GS建設、ポスコE&Cなど大手建設会社の大部分が目をつけている。
漢南5区域は立地が強みだ。平地であるうえ、江辺北路(カンビョンプクロ)と接する漢江沿いの隣接区域が広い。この区域もやはりサムスン物産とGS建設、DLE&Cなどが水面下の競争を繰り広げている。
現代建設は狎鴎亭を主な舞台に据えた。現代建設は昨年末までポスコENCと激しい競争の末、国内住宅受注1位を守った。現在、整備計画樹立段階である狎鴎亭2~5区域が今年下半期には施工会社選定に乗り出す可能性が高い。現代建設は最近、都市整備営業室傘下に狎鴎亭TFチームを新たに立ち上げた。他の建設会社も簡単に狎鴎亭の受注を譲らない見通しだ。
現代建設とポスコE&Cは汝矣島漢陽(ヨイド・ハニャン)再建築現場でも再び対決するものと見られる。この事業場は商業地域である「ロッテマート敷地」買い入れに合意がなされ再び速度を上げる見込みだ。現代建設とポスコENCはこれに先立って一斉に団地内に広報館を設け受注競争を繰り広げた経緯がある。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News
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