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明治大が2019年以来のインカレ優勝!中村草太&田中克幸の2発で初制覇狙う京産大を撃破、4度目の大学日本一に輝く
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[12.24 インカレ決勝 明治大2-0京都産業大 カシマ]
第72回全日本大学サッカー選手権(インカレ)は24日に決勝を行った。明治大(関東3)と京都産業大(関西1)の対戦は、明大が2-0で勝利。後半3分にFW中村草太(3年=前橋育英高)が先制ゴールを挙げ、同8分にMF田中克幸(4年=帝京長岡高)が追加点を決めた。
2019年以来4回目の優勝を狙う明大は、準決勝からスタメン1人を変更し、DF村上陽介(4年=大宮U18/大宮内定)を起用。3-5-2の布陣でGKは上林豪(3年=C大阪U-18)、3バックは左からDF岡哲平(4年=FC東京U-18/FC東京内定)、DF井上樹(4年=甲府U-18/甲府内定)、村上。2ボランチはMF常盤亨太(3年=FC東京U-18)とMF木内達也(3年=鹿島ユース)。左WBはDF阿部稜汰(4年=日章学園高)、右WBはDF内田陽介(3年=青森山田高)で、トップ下にMF熊取谷一星(3年=浜松開誠館高)。2トップはFW太田龍之介(4年=岡山U-18/岡山内定)と中村が並んだ。
京産大は初優勝に王手。優勝した場合、関西勢としては2015年大会の関西学院大以来の快挙となる。スタメンは1人変更で出場停止だったDF西村翔(4年=G大阪ユース)が復帰。4-4-2の布陣でGKは山本透衣(4年=札幌U-18/FC大阪内定)、4バックは左からDF楠瀬海(3年=高知高)、西村、DF横窪皇太(3年=金光大阪高)、DF西矢慎平(4年=神戸弘陵高/富山内定)。2ボランチはMF伊藤翼(1年=C大阪U-18)とMF川上陽星(4年=作陽高)。左サイドがMF夏川大和(4年=草津東高/FC大阪内定)、右サイドがMF福井和樹(4年=G大阪ユース/相模原内定)。2トップがMF食野壮磨(4年=G大阪ユース/東京V内定)とFW菅野翔斗(3年=広島ユース)となった。
序盤は明大がボールを握る。太田が敵陣PA内でボールを収めるも決定機は決めらない。京産大は食野がピッチを縦横無尽に動き、低い位置から攻撃を組み立てる。前半終盤には明大陣地まで入り込むが、菅野は再三のチャンスもゴールは遠かった。
前半はスコアレスのまま後半に折り返す。明大はハーフタイムに交代枠を1枚使用。準決勝と同じく、木内を下げて田中を投入。キック精度の高い札幌内定MFを中盤に据えた。
後半の立ち上がりで明大が先制に成功。右サイドからのパスを受けた熊取谷が最前線にスルーパスを送る。反応した中村がボールを収めてPA右に進入。切り返しで横窪をかわし、左足シュートでゴール左隅に決め切った。
さらに、明大は後半8分に2点目を挙げる。自陣で守り切ると一気にカウンター。快足の中村が左サイドを駆け抜け、折り返したボールをPA手前の田中が収める。狙いすました左足シュートはゴール左隅に突き刺さり、2-0と点差を広げた。
追いかける京産大は後半14分に交代カードを使う。夏川に代えてFW中野歩(4年=G大阪ユース)が出場した。同25分には菅野を下げてMF末谷誓梧(1年=C大阪U-18)が入る。明大も同タイミングで村上と中村に代えてDF鷲見星河(3年=名古屋U-18)とFW真鍋隼虎(2年=名古屋U-18)がピッチに入った。38分には熊取谷に代わってMF三品直哉(2年=帝京大学可児高)が出場している。
京産大は細かいパスから敵陣に入りたいが、明大の堅守に阻まれる。終了間際には常盤に代わって入ったMF金誠敏(4年=FC東京U-18)が試合を締める。明大が完封で優勝決定。4年ぶりの栄冠を手にした。
(取材・文 石川祐介)