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日本代表・森保監督がシリア戦地上波放送なしを「うれしいし、誇りに思った」発言の真意
サッカー日本代表の森保一監督(55)が、大きな波紋を呼んだ〝放映権問題〟について激白だ。新年インタビューの最終回では代表監督の立場から、昨年11月に行われた2026年北中米W杯アジア2次予選の敵地シリア戦で、日本向けの放送や配信がなかった異例の事態について言及。法外な放映権料を安易に受け入れなかったテレビ局などの判断を「誇りに思った」と支持した。
――元日に史上初の代表戦が開催された。その意義は
森保監督 これまでも天皇杯決勝を元日にやって、テレビでも放送していただいた。サッカーのコアなファンやサポーターだけでなく、ライト層にも見ていただける貴重な機会になる。そこで日本代表の試合をするのは光栄なことだ。意義としては、サッカーの魅力をより多くの人たちに知ってもらえる。
――地上波での放送はファン拡大の上で重要
森保監督 元日にサッカーを放送してもらえるのはすごく貴重な機会。代表戦が来年もやれるかは分からないが、いろんな多くの方々にサッカーを知ってもらう機会を失うことがあってはいけない。メディアの方々にいろんな発信をしてもらっているが、テレビ放送は多くの人に知ってもらう上では、非常に大きなコンテンツなので。もし代表が今回やっていなかったら日本のサッカーが放映されることもなく、サッカーの発展が遅れてしまう。そういうのはないほうがいい。
――シリア戦では日本向けの中継がなく異例の事態になった
森保監督 サッカーの放送がテレビ放映されることはすごく大きな意義があると思うので、すべての試合をテレビ放映していただけるとありがたい。また、地上波での放映と、ネットやCS、ペイパービュー(PPV)も含めて。W杯ではアベマさんが放送してくれたように〝両輪〟があるとうれしい。シリア戦においては放送がなくて残念な思いはあるけど、日本人としてうれしかった気持ちはある。
――〝うれしかった〟というのは
森保監督 金額としてすごく法外な放映権料を要求されて、それでも放送してくれるところはあったと思う。でも世界と戦っていく中で、日本が屈しないメンタリティー、姿勢を見させていただいた。日本の企業として。なんでも(相手の要求を)飲むんじゃなくて、そこには基準があって、ダメなものはダメなんだということを示してくれた。すごくうれしいし、誇りに思った。
――日本代表とも通じるところがある
森保監督 我々も世界と戦っていく上で、日本が勝てるところは示して感じていただいて、より多くの方々に日本人としての誇りを国際舞台で感じてもらいたい。業種は違うけど、世界と戦っている感覚でうれしい。放送がなかったのは残念だけど、すごく納得感がある。
1/4(木) 5:16配信 東スポ
https://news.yahoo.co.jp/articles/df4ed1b571e5ed2748de9d3b053d16f58b436dec