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高校サッカーの選手が取材で「神対応」する意外な理由…野球担当記者が取材で「驚いたこと」3選
1 Egg ★ :2024/01/03(水) 22:35:24.89 ID:qq083qYq9
第102回全国高校サッカー選手権が12月28日に開幕した。普段は高校野球などアマチュア野球を担当する記者も駒沢で29日、31日に計4試合を担当。取材を通して「驚いたこと3選」を記したい。
(1)取材方法
今年の高校野球の甲子園大会では春、夏ともに投票で約5人の取材選手を決定していた。そのため「この選手を取材したい」と思っていても、蓋を開けてみれば会見場で目当ての選手が不在だった、なんてこともしばしば。
今夏の甲子園ではドラフト注目選手が敗退した試合でまさかの「投票負け」。予定していた原稿を書けず「なぜ、この選手を呼ばない…」とガッカリしたことも。
対して高校サッカーは自由取材の方式。選手更衣室近辺に自由に取材ができる「ミックスゾーン」を設定。背番号が書かれた札を首かける選手たちに声をかけて取材ができるという形式だ。
これならば「投票負け」の心配もいらない。甲子園ではスペースの問題、1人あたりの取材時間の問題などを解決できれば「ミックスゾーン制」も実現できるかもしれない。
(2)サッカー選手の言語化能力
高校サッカーを取材して3年目となるが、毎年「選手の言語化能力」の高さに驚いている。
例えばシステムの質問に対し、
(1)普段のシステム
(2)試合の中での対応
(3)結果に対しての批評、
といったように自発的に話をどんどん展開していく。
「なぜ、高校生がこんなに話しがうまいんだ…」。率直に疑問をぶつけると、堀越(東京A)の中村健太主将(3年)は「常に自分から発信していくので、言葉の使い方には結構、気をつけている。課題に対してどうすればいいのか、皆で話し合って意見を発表する場面が(練習から)結構ある。言語化する能力は高くなっているのかなと思います」と語った。
交互に攻撃、守備をする野球とは異なり、一瞬で攻守が入れ替わるサッカー。普段からイレブンが思考を共有していなければ、実戦で思うようなプレーは実行できない。そのため練習から意見交換の場面が多く「言語化」の能力が磨かれているという。その片りんが取材対応にも表れていた、ということだ。
つづく
2024年01月02日 14:51 スポニチ
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2024/01/02/kiji/20240102s00001000274000c.html?amp=1