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先日投稿された動画では、新しめの「テトリス」で見られるテトリミノの一時保存といった機能がなく、難易度が高いことで有名なNES版『テトリス』で記録を更新してきた界隈の歴史が紹介されている。以前は熟練者でもレベル38辺りまでしかスピードについていくことができなかったが、2021年に登場した「ローリング」という技法(コントローラーの背面を利用する連打方法)が「テトリス」界隈に革命を起こし、多くの世界記録が生まれた。
連続して記録が打ち立てられるなか、界隈ではどこまでゲームを進められるのかが話題となった。未知の領域を切り拓いていくプレイヤーたちは、カラーパレットに異常が発生することを発見。なかにはテトリミノの色が暗すぎてよく見えないものもあり、チャコール(炭)やダスク(夕闇)と呼ばれている。徹底的な調査によりレベル155でゲームがクラッシュし、新たなキルスクリーン(古いゲームで先に進めなくなる破損した画面)が発生する可能性があると判明した。
そして2023年12月、あまり名の知られていなかったBlue Scutiと、現在の『テトリス』世界王者Fractal(ジャスティン・ユー)が、新たなキルスクリーンに到達して『テトリス』を打ち破ろうと競い合った。Blue Scutiが最初に目標に達したプレイヤーとなったが、驚いたことにミスをして当初のクラッシュポイント(レベル155)を通り過ぎた。そしてキルスクリーンが発生する次のポイントに到達しようと数分間必死にプレイを続け、ついにレベル157で目標を達成した。こちらでその動画をチェックしてみよう。
「テトリス」界隈にとって、約34年の歴史のなかで非常に大きな出来事だ。だが、挑戦はこれからも続く。「テトリス」ファンはすでに新たな領域を見据えているのだ。着実に増えていくクラッシュポイントを回避できたと仮定すると、理論上ではテトリミノの色が赤一色になるレベル255に到達できる可能性があるという。このレベル255をクリアするとレベル0に戻ることになり、つまりは『テトリス』の最後の領域に達すると最初に戻るということだ。
いずれにせよ、新たな挑戦を発見し続ける「テトリス」界隈はこれまでのように盛り上がりを見せている。
https://jp.ign.com/tetris-1988/72774/news/13-157
動画
https://twitter.com/i/status/1741756673252089994
https://twitter.com/thejimwatkins