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夜間頻尿が気になって来たシニアの方へ・・・お酒の利尿作用とは
お正月の祝い酒で気が付いたこと
お酒が睡眠を邪魔したのか!?
誰しも朝はスッキリと寝覚めたいものです。けど夜間頻尿は快眠の障害となる原因のひとつ。中高年層によくあるお悩みとして、いろいろなメディアで取り上げられています。
夜間頻尿診療ガイドライン[第2版](編集;日本排尿機能学会/日本泌尿器科学会)によると、夜間頻尿の病因として、大きく分けて以下の3つがあるそうです。
1.多尿
1日に体重1kgあたり40ml以上の排尿がある。
2.夜間多尿
もともと体は起きている時よりも寝ている間は尿を作らないように調整している。
なのに、腎機能障害やホルモンバランスが崩れること等により、その機能が弱まる。
3.膀胱蓄尿障害
膀胱に溜まる尿量が少なくなったり、1回でしっかりと排尿できなくなったりして残尿が生じてしまう。
3の要因は膀胱や排尿に係わる器官が硬くなってしまうことで起こる様態。若い頃は尿意を感じない尿量でも敏感になる。だから、血管年齢ならぬ「膀胱年齢」とか「排尿年齢」とかが高くなっているとも言えるかも知れません。
就寝前に水分を多く摂取すれば、当然トイレに行きたくなるでしょう。特に利尿作用のあるお酒を飲めば尚更のこと。お酒に含まれるアルコールによって利尿作用が働くのです。抗利尿ホルモンの抑制によって必要以上にトイレに行くことになる。アルコールを分解するために脱水作用も働いて、血液ドロドロになってしまう可能性も高くなる。(※)
私はかれこれ5年ほど前から晩酌を止めました。けど今年は久々に正月三が日連続でお酒を飲みました。祝い酒ってヤツですかね?元日には350ml缶のご当地ビールを4缶も。厚生労働省が推奨している適量(4ドリンク=5%アルコールビール1ℓ)を優に超える量です。
その成り行きを申しますと・・・、
・夜に3回もトイレに行く始末。快眠とは言い難い。
・翌朝の脳トレシステム ≪ニューロトラッカー≫ のスコアが2.35から2.05に急降下。
ジョギングと入浴効果もあってか?2.32に回復したけど・・・、
・3日目は不慣れな晩酌で、不覚にもリビングでうたた寝してしまった。ちゃんとした寝室での入眠のタイミングを逸してしまい、2.05に逆戻りしてしまった。(自らが考案した自分に最適な眠りの“作法”は、後日寝酒に絡めてご報告します。)
やっぱり飲酒ではいいことがなかったようです。
晩酌は気を紛らわす一時の対処療法であって、決して根治には直結しないのです。
飲酒が常態化すると、ちょっとしたからだの変化や不調に気が付かなくなるかも知れません。
【出典】
(※)葉石かおり著 最高の飲み方 尿は飲んだ酒量の1.5倍にも
[文:健康わくわくサイト]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸
幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。
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