不動産経済研究所によると、首都圏の新築分譲マンションの価格は1~11月の平均で8424万円。前年同期より30%高い。年平均でみると2012年に4540万円だったが、22年は6288万円とほぼ右肩上がり。23年はそれよりさらに高い水準だ。日経平均株価はバブル経済期の最高値をまだ超えていないが、首都圏のマンション価格は当時をすでに大きく上回る。
地域別にみると、首都圏は12年から22年にかけて39%増。この間に近畿圏は35%増、全国平均は34%増だった。価格がより高騰している首都圏は、この10年のマンション市場の変貌(へんぼう)を象徴する地といえる。
なぜ、これほど上がり続けるのだろう。