共産党の小池書記局長は会見で「非常に重大だ。買収という最もあってはならない嫌疑だ。議員辞職を強く求める。柿沢未途氏は責任を感じて議員辞職を決断すべきだ」と述べた。
さらに柿沢氏が所属していた自民党について「離党届を受け取って素知らぬ顔をすることは許されない。党としても辞職を促す対応が必要だ」と批判した。
小池氏はその上で「柿沢氏が当選した東京15区は、秋元司元衆院議員がその前の選出議員だった。秋元氏はカジノ汚職で実刑判決を受けた。自民党の元区議会議長も斡旋収賄で有罪判決を受けている。そういう人ばかりが出ている。江東区の住民に対しても自民党は大きな責任があるのではないか」と指摘した。
立憲民主党の岡田幹事長は会見で「身の処し方をしっかり自分で判断していただきたい」と議員辞職を含め進退を判断すべきだという考えを示した。その上で「柿沢さんは、配ったのは違法な金ではないという論理かもしれないが、私はそれは破綻しているというふうに思っている」と指摘した。
一方、林官房長官は視察先の新潟県内で記者団に対し、「元法務副大臣が逮捕されることになったことは誠に遺憾だ。政府としては足下の課題ひとつひとつにしっかり取り組むことで信頼回復に努める」と語った。