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犬を飼うと認知症リスク4割減 では猫は? 専門家が“忖度なし”で解説
犬は人間の歴史上、もっとも古い付き合いかもしれないという存在だ。そんな中、「犬の飼育によって認知症の発症リスクが低下する」という研究結果が、東京都健康長寿医療センターから発表された。
「犬を飼っている高齢者は、犬を飼っていない高齢者に比べて認知症のリスクが4割程度低くなることがわかった」(国立環境研究所・谷口優主任研究員)
都内の高齢者1万人以上のデータを使い、高齢者の健康について研究を行っていたところ、今回の発見に繋がったという。なぜ、犬なのか。谷口さんは、「犬を飼っているから散歩に出かける。犬の散歩に出かけるから社会との接点が増える」と話す。
海外では、犬の“癒し効果”を使った試みが行われている。フランスでは、ヨガでリラックスしながらふわふわな子犬を撫でる「パピーヨガ」が人気だ。
「ヨガはとてもリラックスできるが、かわいい小さな子犬がいるとさらに幸せになる」(ヨガ教室の生徒19歳)
空港の混雑や、フライトのストレスを軽減する「セラピー犬」は、様々な国で取り入れられている。
認知症リスク低下に限らず、良い影響を与えてくれる犬。犬と人気を二分するペット・猫にも同じようなことが言えるのだろうか。
「猫も同様に調べてみたが、残念ながら猫の飼育者は飼育していない人と比べると認知症のリスクはあまり差がない」
どうやら「一緒に散歩できること」がカギを握っているようだ。それでも、猫をはじめとするどんなペットでも私たちに様々な良い影響をもたらしてくれるという。
「例えば“鳥を飼うと”や“馬を飼うと”など、いろんな動物の効果がわかっている。日本だと熱帯魚など魚を飼うことの効果で、心の安定につながることがわかった」(国立環境研究所・谷口優主任研究員)
(『ABEMAヒルズ』より)
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