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1 ばーど ★ :2023/12/28(木) 12:05:59.12 ID:TAS7Yv9F9
(略)
運送会社でドライバーに話を聞くと「長距離になると時速10キロ違っただけでも差が出てくるので大きい」「朝出る時間が遅くなって良い。運転していても楽。時間に余裕がある」と好評です。その一方で、今トラック業界ではある懸念が浮上しています。
「転職する人がいる。なかなか募集を出しても人が来ない」(「総合トラック」の古賀貴常務)
離職する人が増え、ドライバーが足りないのです。そこには、業界特有の理由がありました。
「給与体系が固定給というより歩合給で、諸手当が非常に厚く付いている業界。運行回数が減れば、運行手当が減ってしまう。運行回数が減ったことによって売り上げが減れば、売り上げの歩合制が減ってしまう」(古賀常務)
歩合制のトラックドライバーは来年4月からの残業規制が始まれば、労働時間が短くなり、手取り額が減ってしまうのです。「総合トラック」では来年4月以降も手取りが大きく変動しないよう、固定給の割合を増やすなど、給与体系を見直すといいます。
しかし「やった分だけ金がもらえるというのがこの運送業界の一つの魅力だったが、それ(労働時間)が頭打ちになることで、そこまで稼げなくなってしまう」(古賀常務)。
長時間働くことで高収入を目指したいドライバーには待遇面の魅力がなくなってしまうといいます。
不規則な勤務形態に加え、ドライバーが荷物の積み下ろしも行うなど、決して楽とはいえない運送業。トラックドライバーなどの人材を紹介する会社「ミライユ」の岡田侑也社長は「今までたくさん残業して稼げた人が稼げなくなってしまう可能性がある。将来の不安を感じて、トラック業界から転職する人が増えている」と話します。
■タクシードライバーなら800円!?
辞めたトラックドライバーの転職先となっているのが、タクシードライバーです。「日興自動車」では、都内でおよそ300台のタクシーを運行しています。
「今年1年間で約130人ぐらい新規で獲得(採用)できている。 トラックドライバーに関してはだいたい3割ぐらい」(「日興自動車」山本曻社長)
なぜタクシードライバーに転職する人が増えているのでしょうか。
「乗務員の収入が上がるようになってきた。今、平均で年収500万円ぐらい。去年より100万円ぐらい上がっている。稼ぐ人は年収700万~800万円稼げる」(山本社長)
新型コロナの5類への移行やインバウンド客の増加でタクシーを利用する人が増えたため、タクシードライバーの収入も上昇。トラックドライバーの残業規制で来年4月からは稼ぐことが難しくなることなどから、一足早く高待遇のタクシードライバーに転職しているといいます。
そして、タクシー会社にとってもトラックドライバーを採用するメリットがあります。
「やはり東京は広いから、道になかなか慣れるのに時間がかかる。(トラックドライバーは)道路もよく知っている。ぜひタクシー業界に来てもらいたい」(山本社長)
人材紹介会社「ミライユ」では新規登録のトラックドライバーの1割がタクシー業界へ転職していて、今後その流れはますます加速するとみています。
「ちゃんと働くドライバーだと年収500万~600万円稼ぐ人と800万円みたいなことが現実に起きている。まだタクシーの選択肢を認知していない人もたくさんいるはずなので、今後間違いなくタクシー業界への転職は加速する」(「ミライユ」の岡田社長)
テレ東 最終更新: 12/28(木) 10:12
https://approach.yahoo.co.jp/r/QUyHCH?src=https://news.yahoo.co.jp/articles/d7c6790a44ee02ee278d6d0975da132bd754097d&preview=auto