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井上尚弥セミで壮絶決着の日本王座戦 両者ダメージで記者会見が中止に 4度ダウンにカットで顔面血みどろ
「井上尚弥世界王座4団体統一記念」として、日本王座戦を兼ねてセミファイナルとして行われた。日本同級王者・堤聖也(角海老宝石)と同級3位・穴口一輝(真正)が、優勝賞金1000万円をかけて対戦。堤が劣勢の中で4度のダウンを奪う逆転の末、3-0で判定勝ちしたが、両者のダメージが大きく、記者会見が中止になる自体となった。
【写真】顔面にべっとり血 お構いなしに力強い右をたたき込む堤聖也https://i.daily.jp/ring/2023/12/26/Images/f_17169825.jpg
スピードで上回る穴口が優勢に試合を進め、5回を終えた公開採点では、ジャッジ2者が2ポイント穴口、1者が同点。しかし、相手のパンチで4回に左目上をカットした堤が、勝負をかけてその回のラッシュで1度目のダウンを奪った。
その後も穴口にペースを奪われては、堤が強打で挽回する展開が続き、7、9、10回に堤がダウンを奪取。左目の傷口が広がる中で最後まで猛攻を続け、穴口も倒れるたびに立ち上がる展開で、観客は興奮に包まれた。
試合後は、足元がおぼつかない様子の穴口が陣営に抱え上げられながら控室へ。堤も「3回に(目の上を)切った時にこれは負けるのかと思った」と激戦を振り返り、「穴口選手の強さを試合中に感じた。この試合にかけていると感じた」とたたえた。
堤は主要4団体すべてで世界ランクに入り、今回が4度目の防衛戦。世界挑戦を視野に入れており、激戦を制してリング上で「待ってろ世界!」と絶叫した。
12/26(火) 19:54 ディリースポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/51718e24f4c7c4573637959170407d62f5bfed30