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【高校バスケ】桜花学園がまさかの大逆転負け…岐阜女のエース絈野4Qだけで25点 ウインターカップ2023女子準々決勝
日清食品U18トップリーグでは桜花学園(6勝1敗)が準優勝で岐阜女(5勝2)が3位。その対戦では岐阜女が2Q8失点に抑えてリードを奪ったが、逆に3Qは桜花学園が7失点に抑えて逆転し、最終的には70-56で桜花学園が勝利。ただし、この試合では岐阜女のエースNo.4絈野夏海がケガのため出場していない。
立ち上がりから激しいディフェンスの応酬に。その中で桜花学園はNo.8福王伶奈がインサイドで決めて先取点。しかし、岐阜女はNo.6柴田緑の得点に続いてNo.4絈野が3Pシュート、No.16杉浦結菜の速攻と続けてリードを奪う。2本目が欲しい桜花学園はいい形が作れず。岐阜女はさらにNo.8ハディジャトゥがミドルシュートを成功。桜花学園はNo.6深津唯生が決めたが、残り5分で岐阜女の9-4となる。ここでタイムアウトをとった桜花学園はWキャプテンのNo.5黒川心音、No.4田中こころが個人で打開して連続得点。No.4田中はさらにミドルシュートを決めて11-9と逆転する。6分を切ったところから得点が止まった岐阜女に対して、桜花学園はNo.6深津のフリースロー、No.5黒川のレイアップ、No.8福王のシュートで追加点。終了間際、岐阜女はNo.4絈野が3Pシュートを決めたが、桜花学園の17-12で1Qを終えた。
早めに追いつきたい岐阜女だが、2Q前半は桜花学園のディフェンスがよくパスの出しどころにすら困る状況に。桜花学園は好守からNo.8福王、No.4田中のシュートにつなげると、No.6深津がリバウンドから決めて23-12と2桁差をつける。残り6分強、岐阜女はカットしたNo.16杉浦に合わせて2Q 初得点。さらにリバウンドで奮闘するNo.8ハディジャトゥ、No.7榎本麻那がフリースローを決める。それでも桜花学園はNo.9阿部心愛、No.5黒川のシュートで得点を重ねて31-19でハーフタイムを迎えた。
前半のFG成功率が21.2%(7/33)と低調だった岐阜女。3Qに入ると早め早めにシュートを放っていき、No.4絈野のシュートが決まり始める。それでも点差は縮まらない。桜花学園はNo.7東小姫がゴール下で連続得点して引きはなそうとする。岐阜女はパスが回してオープンを作り出すものの確立が上がらない。No.4絈野、No.5林琴美がなんとか得点につなげたが、桜花学園の45-28で4Qを迎えた。
4Q立ち上がり、桜花学園はNo.6深津、No.4田中、No.9阿部が連続得点。53-32とさらにリードを広げる。3Pシュートで活路を見出そうとする岐阜女はNo.4絈野が6連発。No.17三宅香菜のレイアップも決まって残り2分で54-60と一気に詰める。さらにNo.4絈野が3Pシュートを1本、No.17三宅香菜のレイアップも決まって残り40秒で59-60と1点差に。続く桜花学園のオフェンスは24秒バイオレーション。ここでタイムアウトを取った岐阜女は、No.4絈野にボールを託す。ドライブしたNo.4絈野のシュートは外れたが、No.8ハディジャトゥがリバウンドからバスケットカウント。フリースローも決めて61-60と逆転。残り11.3秒から桜花学園は逆転を狙ったがNo.4田中から、岐阜女No.5林がスティールして万事休す。61-60と1点差で劇的勝利を果たした。
岐阜女は大逆転の立て役者となったNo.4絈野が37得点(4Q7本の3Pシュートを決めて25得点)。決勝点を決めたNo.8ハディジャトゥは8得点12リバウンドをマーク。桜花学園はNo.4田中が18得点、No.4深津が14得点15リバウンドを記録している。
岐阜女は明日、札幌山の手(北海道1)と準決勝を戦う。
月刊バスケットボール
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