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レアル・ソシエダがベティスと0-0ドロー!久保建英はフル出場で躍動も…終盤の決定機を決め切れず
25年前にアトレティコ・マドリーの過激ファンに刺殺されたソシエダのサポーター、アイトール・サバレタ氏の追悼が、コレオグラフィーなどを用いて大々的に行われたこの一戦。ソシエダはクラブとサポーターの団結心をより一層強くしたサバレタ氏と彼の家族に勝利を捧げたいところだ。
久保もそうした意気込みを感じるプレーを披露。いつも通り右ウィングを務めた14番は(3トップの中央はアンドレ・シウバ、左ウィングはオヤルサバル)、17分にゴールライン際で鋭いドリブルを仕掛けるなどベティス守備陣を脅かす。25分には久保のスルーパスを起点に、トラオレの折り返しからアンドレ・シウバがネットを揺らしたが、これはA・シウバのオフサイドを取られた。
ソシエダは、同じくポゼッションフットボールを実践するベティスの攻撃にも苦慮しながら、それでも先制するチャンスを手にしていった。42分にはペナルティーエリア手前の久保のスルーパスから、オヤルサバルが最終ラインを突破してシュートを決めたものの、こちらもオフサイドの判定に……。ソシエダは二度の束の間の喜びを手にして、結局スコアレスのまま試合を折り返している。
迎えた後半も前半と変わらず、ボールの保持権が時間帯毎に代わる展開。ソシエダは48分、ペナルティーエリア手前からのフリーキックでオヤルサバルがシュートを打つが、これは惜しくも右ポストに直撃した。イマノル監督は58分に最初の交代カードを切り、A・シウバ&ザハリャンをサディク&トゥリエンテスに代えている。
その後ベティスがポゼッション率を高めたことや、サディクとの相性の悪さにより、久保は存在感を薄める。それでも自身のボール奪取からサディクがチャンスを迎えたり、自らミドルシュートを放ったりと(わずかにクロスバーの上へ)、要所要所でその実力を発揮。82分にはピッチ中央付近で、アヨセを相手に絶妙な股抜きプレーを披露してスタンドを沸かせている。
ソシエダもベティスも攻める意思を見せながらも、ともにゴールを奪えないまま試合は終盤を迎える。89分にはペナルティーエリア内右でサディクの横パスを受けた久保がシュートを放つも、これはGKルイ・シウバがセーブ。その決定機の流れからサディクもシュートを打ったが、こちらはオフサイドを取られた。ソシエダ、またベティスもスコアを動かすことができないまま、試合は終了のホイッスルを迎えている。
連勝を逃したソシエダは、勝ち点を30で6位に位置している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/31dc1149ba50da2ae9c0471c987ff757ce65b8e0