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遠藤航、プレミア天王山でフル出場!リヴァプールはアーセナルと1-1ドローで首位奪還ならず
勝点39で首位を走るアーセナルと、同38で2位につけるリヴァプール。アンフィールドで迎えた首位攻防戦に、残念ながら冨安が負傷離脱中のために日本人対決は叶わなかったものの、遠藤は公式戦6試合連続となる先発出場を果たした。
どちらも攻撃に特徴のあるチームではあるものの、17試合を終えてリーグ最少の15失点同士という、守備の堅さも兼ね備えている両チーム。しかし、この天王山は立ち上がりに動いた。
開始わずか4分、左サイドからのFKをアーセナルが得ると、ウーデゴールのキックをゴール前のガブリエウが頭で合わせる。これがゴール左へと決まり、アーセナルが幸先よく先制する。
その後も縦に速い攻撃でリヴァプールゴールを脅かすアーセナルに対し、リヴァプールはエースのサラーにボールを集める。14分、左サイドから遠藤が右足で入れたクロスをゴール前のガクポが頭で逸らすと、エリア内右でフリーとなっていたサラーがダイレクトで狙う。しかし、角度のない位置から放たれたボレーは枠を捉えることができない。
それでも29分、アレクサンダー=アーノルドが最終ラインからロングパスを送ると、ペナルティーエリア右で受けたサラーが対峙したジンチェンコをかわしてカットイン。そのまま左足を振り抜き、豪快にネットを揺らしてリヴァプールが試合を振り出しに戻した。
追いついたリヴァプールだが、35分にアクシデントが発生。左サイドバックのツィミカスがゴメスとの負傷交代を余儀なくされてしまった。
攻守の入れ替わりが激しく、高いインテンシティを双方が保つ天王山において、随所で対人の強さを発揮する遠藤はアディショナルタイム、スピードに乗ったマルティネッリをファールで止めてイエローカードが提示される。
しかし一方で、前に出たところをハヴァーツに倒され、イエローカードを誘発。これでハヴァーツは累積により次節出場停止となった。
1-1のまま迎えた後半、より一層激しさを増す中盤の攻防の中で、遠藤の存在感が光る。50分、高い位置で遠藤がウーデゴールからボールを奪うと、サラーがシュートまで持ち込むもDFがブロックした。
リヴァプールは68分、ガクポ、カーティス・ジョーンズ、ルイス・ディアスに代えてヌニェス、エリオット、フラーフェンベルフを投入。アーセナルもマルティネッリに代えてトロサールを投入し、両ベンチが動いた。
するとその直後、エリオットがペナルティーエリア手前右から左足を振り抜くと、DFに当たって若干コースの変わったシュートが右のポストを叩いた。さらに72分、アーセナルのCKをしのいでカウンターに出ると、ドリブルで持ち上がったサラーのラストパスをエリア内右に走り込んだアレクサンダー=アーノルドが押し込むもクロスバーを直撃。逆転の絶好機を決めきることができない。
ボール保持で上回るアーセナルは77分、ジェズスを下げてエンケティアを投入。終盤になっても高いインテンシティが保たれた首位攻防戦は、互いに決勝ゴールを目指したもののスコアは動かず。1-1のドローで勝ち点1を分け合う結果に終わり、アーセナルが首位の座をキープした。
■試合結果
リヴァプール 1-1 アーセナル
■得点者
リヴァプール:サラー(29分)
アーセナル:ガブリエウ(4分)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f94f6a6e83d7dfd5062431247083c7a9f1e71d19