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堀内恒夫さん、山本由伸は178センチでも体の使い方がうまいから心配ない 巨額契約のプレッシャーだけが心配
由伸は体が小さい(178センチ)という指摘がある。確かにそうだが、体の使い方がうまいからメジャーでも問題ないよ。今季から左足を大きく上げず、反動を使わないクイックのようなフォームに変えた。普通の投手ならあの投げ方では球威が出ないけど、彼は重心の移動がうまいから、スピードも球威も今まで通りのピッチングができるんだよ。
メジャーのマウンドは日本と比べると硬い。昨年までのように反動を用いて、すり足気味に投げると、踏み込んだ左足をマウンドで斜めに滑らせることになる。そうすると膝に負担がかかってしまう。松坂(大輔)が膝を痛めたのは、そのせい。由伸は、それを分かっていて、歩幅が小さく下半身を大きく使わないメジャー仕様のステップに今季、難しいのを承知で変えたんじゃないか。今の投げ方ならば、左足がカチッとマウンドに入るから、痛める心配はないだろう。
あえて不安な点を挙げるとすれば、中4日とか中5日のメジャー流の登板となった時に、下半身に疲れが出ると、突っ込んでしまうこと。まあ、それも彼の野球センスで何とかするかな。球自体もフォークがあるから大丈夫だが、抜いたカーブは狙われると危ないよ。不用意に投げないように。
もう一つ、これほどの巨額の契約をしてしまうと、プレッシャーもかかるに違いない。調子が悪くなった時の非難がすごいだろうな。そこだけが心配といえば心配だね。
12/23(土) 5:30配信 スポーツ報知
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