●宝塚歌劇団「最大のタブー」について、証言者が現れた
有愛の死以来、「 週刊文春 」にはいくつも宝塚歌劇団の現状を憂える情報が寄せられていた。その中でもとりわけ多かったのが、以下のような内容の「告発」だった。
〈宝塚ネタ、なぜ小池先生のことを書かないのか疑問です。演劇界一番のパワハラ、セクハラ、モラハラの巨魁だと思います〉
小池修一郎氏、68歳。
小池氏は慶応大卒業後の1977年、歌劇団に入団。2006年から20年まで劇団理事を務め、現在は特別顧問を務める。14年には紫綬褒章を受章した。
「91年に『華麗なるギャツビー』で菊田一夫演劇賞を受賞。潤色・演出を手がけたウィーンミュージカル『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』(96年初演)は、再演を重ね通算観客動員数250万人を突破、今も絶大な人気を誇る。歌劇団以外の舞台でも引っ張りだこです」(演劇ライター)
そして今回ついに、宝塚歌劇団「最大のタブー」について、証言者が現れた。
「小池先生からセクハラを何度も受けました。被害者は自分以外にもいるはず。あの人こそ『宝塚のジャニーさん』ですよ」
そう告発するのは元演出助手のA氏だ。被害者特定を避けるため明確な時期は明かせないが、A氏が小池氏からセクハラを受けたのは10年以内のことだ。
小池氏から受けた地獄のようなセクハラ
A氏が示したのは小池氏から送られてきたメールだった。
〈人から才能エキスを吸い取るんだから、しっかり肉体労働で返して貰おうか?〉
そして、A氏は自身が小池氏から受けた地獄のようなセクハラについて明かしたのだった――。