あわせて読みたい
【朝日新聞】沖縄特攻に向かう戦艦大和の艦長室から降ろされた日本画「戦艦大和守護神」 京都で公開中
太平洋戦争末期、沖縄海上特攻の途上で沈没した戦艦大和。艦長室の「守護神」だったが出撃直前に運び出され、難を逃れた一枚の絵がこの夏、京都で公開されている。
描かれているのは、奈良県にある大和(おおやまと)神社の神殿。墨の線だけで描く白描は東洋画の伝統技法だが、戦時下で貴重な絵の具を節約したい事情もあったのかと想像させる。戦艦大和の建造計画が極秘で進むなか、海軍は大和神社の分霊をまつろうと奈良県に発注。県の依頼を受け制作した日本画家・堂本印象も、真の意味は知らなかったようだ。
(略)
朝日新聞 2021年6月16日 16時00分
https://www.asahi.com/articles/ASP6G4HZSP69PTFC00Q.html