テレビ朝日系(ANN)
夜の東京湾で勝手に大量のワタリガニをとる中国人が後を絶たず、地元の漁師たちが頭を悩ませています。直撃取材で明らかになった、彼らがワタリガニを狙う驚きの理由とは…。
■ワタリガニを食い物に…あきれた言い分は?
真っ暗な海でライトを照らし、獲物を狙う人たちがいます。
漁業組合長:「国籍は中国ですか?」
車の持ち主:「はい」「カニ、スピード早いでしょ。ハサミで狩ったら、面白い遊び」
中国のSNSには、「蒸し焼きや炒め物、おかゆにも入れて、たくさん食べた」と投稿されていました。
日本の貴重な海産物・ワタリガニを食い物にする中国人たちのあきれた言い分とは…。
■漁業関係者を悩ませる…「無断で捕獲」横行
東京湾アクアラインを千葉側へ渡ってすぐにある千葉県木更津市の海岸で、地元の漁業関係者が金田漁港の隅で見つけたのは、隠すように仕掛けられたボロボロのさし網です。
漁業組合長:「(Q.こんな所に漁師は仕掛けない?)そんなことしないです。小さいカニかかってる。勝手に入って、勝手に網を仕掛けて、だんだん悪質になります」
狙われているのは、木更津の海でよくとれるワタリガニです。
木更津の直売所「うお屋」板倉朋子さん:「嫌です。とられるのは。時季のものだから、とられてなくなると、うちも販売できなくなる」
店内には、地元でとれた新鮮なワタリガニが売られています。
板倉さん:「売れます。1杯2杯じゃすまない。買われていくのが。『入ってますか?』と電話があるので、人気はあると思う」
醤油漬けにした「カンジャンケジャン」など、ゆでたり、蒸したり、焼いたり、様々な方法で食べることができるワタリガニ。この人気のカニを夜な夜な何者かが無断でとり、漁業関係者を悩ませる事態が起きているのです。
■中国語で警告文も…網を投げる不審な動き
海岸沿いのフェンスには、中国語で「海に許可なく入ってはいけない」という警告文が貼られています。午後2時の時点では海面が高く、とても海に入ることはできません。