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【Money1】 「韓国製バラカ原発」最後の4号機がやっと本格稼働へ。15年かかった
2023年12月20日、韓国がUAEで受注したで、最後の4号機がやっと2024年から本格運用に入ることが分かりました。
まだ全機運転していなかったのかと思われるかもしれません。まだだったのです。
韓国の「原発輸出」にまつわるドタバタな話 「東芝の災難」「壁に亀裂」「密約アリ」etc
https://money1.jp/archives/15755
この原発は、韓国初の原発輸出となった事例ですが、とにかくすったもんだの揚げ句に決まりました。詳細は上掲の過去記事をご覧ください。
2017年1号機完成、2018年運転開始を予定していたのですが、2020年03月になっても稼働しませんでした。
そもそものタイムライン
2009年12月:受注
2012年:建造開始
2017年:1号機完成
2018年:運転開始
2020年08月になって、やっと初号機が稼働。この時点で2年遅れでした。
↑2020年08月01日に初号機が稼働。喜びに湧くコトロール室の皆さん。
Money1でも記事にしたとおり、2021年09月の時点で以下のようなステータスでした。
●1号機:2017年10月に建設完了、21年04月に商業運転開始後の電力送出中
●2号機:2019年12月に建設完了、22年03月に商業運転開始目標
●3号機:2021年07月末基準で95.8%建設完了、21年09月に建設完了の目標
●4号機:2021年07月末基準で91.4%建設完了
3号機は2021年11月にやっと完工し、この時点で4号機は91%の進捗でした。2022年03月に2号機が商業運転を開始。
3号機が完成したのが2023年01月16日です。以下のように尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領も完成記念式典に出席しています。
↑左端に朴振(パク・ジン)外相、その右隣は秋慶鎬(チュ・ギョンホ)副首相兼企画財政部長官です。
2023年05月に4号機はやっと建設完了。2023年12月19日、燃料装填を行いました。これでようやく2024年からの本格稼働が見えました。
2009年に受注してから2024年ですから、15年がかりとなりました。
このバラカ原発4基の原発を全て稼働すればUAEの電力消費の約25%を補えると目されています。
ちなみに、韓国はこのバラカ原発の後、原発輸出には成功していません。
バラカ原発が最初で最後の輸出例にならないよう、韓国は頑張っています。
(吉田ハンチング@dcp)
2023.12.21
https://money1.jp/archives/118459