大阪市内の飲食店で大音量で音楽を流しながら動画を撮影・配信したとして、威力業務妨害の罪に問われているアメリカ国籍の24歳の男。初公判で「動画を撮ったことに間違いありません。ただ、音声は自動的に出てきたものです」と起訴内容を一部否認しました。
アメリカ国籍のイスマエル・ラムジー・カリド被告(24)は今年9月、大阪市中央区の営業時間中の飲食店で、スマートフォンで大音量で音楽を流しながら、店内を動画撮影する迷惑行為を行ったとして、威力業務妨害の罪に問われています。
カリド被告は「ジョニー・ソマリ」というアカウント名を用い、撮影した動画をインターネット上で“生配信”していたとみられています。
12月19日、大阪地裁での初公判で、カリド被告は「動画を撮ったことに間違いありません。ただ、音声は自動的に出てきたものです」と起訴内容を一部否認しました。
カリド被告は、同様に動画を配信する目的で、今年8月に大阪市中央区のホテルの建設工事現場に侵入したとして、建造物侵入の疑いでも逮捕されていましたが、こちらは不起訴処分(起訴猶予)となっています。
またカリド被告は、過去に配信した動画で「広島や長崎で原爆を落とす」などと発言していたということです。