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【サッカー】 W杯予選・北朝鮮戦、会場未定の異常事態 敵地か中立地か…政府から待ったも 来年の代表日程発表
森保ジャパンは3月にワールドカップ(W杯)予選で北朝鮮とホーム&アウェーの2試合を行うが、ともに会場が未定という異常事態だ。
2024年のA代表は史上初となる元日開催のタイ戦(国立競技場)で幕を開け、
3大会ぶり5度目の優勝を目指して1月12日開幕のアジア杯(ドーハ)に臨む。
問題はこの後だ。W杯アジア2次予選B組で北朝鮮と3月21日にホームで、中4日で26日にはアウェーで対戦する。
JFAは先月に同予選ホーム開幕のミャンマー戦を大阪・吹田スタジアムで行ったが、
北朝鮮戦のホーム会場は警備などの問題から国立を仮押さえ。しかし、政府からはまだ詳細発表に〝待った〟がかかった状態だといい、
山本昌邦ナショナルチームダイレクター(65)は「最終的に決まっていない。僕のところからは手が離れている」と悩ましげに語った。
ホームでもこの有様なのだから、北朝鮮に乗り込むアウェー戦は先が思いやられる。
11年11月のW杯3次予選で日本は22年ぶりに平壌で試合に臨んだが、
当時帯同したスタッフは「選手全員の携帯、パソコン、娯楽品すべて没収。空港施設内で4時間以上足止めされた。暖房もなく寒かった。
ホテルの部屋の廊下には銃を持った兵隊もいた」と振り返る。
すでに最終予選進出を決めていたものの、アウェーの洗礼を浴びたザッケローニ監督(当時)は就任17試合目で初黒星を喫した。
今回のアウェー会場はいつ決まるのか、敵地か中立地か、そして放映権は誰が握るのか。
多くの事柄が未発表なまま、この日の日程発表は終了した。
(久保武司)
2023.12/19 13:39
https://www.zakzak.co.jp/article/20231219-BPJXORKHC5II7M6GO5YBDPQ2KM/