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中日・根尾昂が“限定二刀流”で初勝利にらむ「自分を助ける打席を増やしたい」
プロ初勝利をサポートするのはオレ!? 中日根尾昂投手(22)が16日、愛知・稲沢市でのチャリティーイベントに参加し、ユニホーム姿で少年少女たちと触れ合った。プロ初勝利を懸ける来季6年目に向けて「(バントも)投手として一番大事。軸は投手だけど、自分を助ける打席を増やしたい」と元野手らしく意気込みを語った。
大阪桐蔭から18年ドラフト1位で入団。注目された二刀流ではなく野手一本で臨んだが、22年途中に投手に転向した。練習は投手のメニューがメインながら、合間には打撃や走塁、守備も継続。「5年間やっている。続けて取り組みながら、もっと成長するようにとは思っている。守るのも、走るのもしっかり(やりたい)」。
投手に転向して筋肉が増え、体重は野手の頃より10キロ近く増えて90キロ。今オフは直球のキレを磨き、カーブの精度にも重点を置いている。「今は球数を投げ込むより、トレーニング中心にしている。身体を大きくするより、動きと連係させるようにしたい」。投手としてのレベルアップに余念はない。
今季は終盤2試合で先発も、白星は逃した。来季は開幕からの先発ローテ入りをにらむ。「自分が投げている試合は、自分で勝つ確率を上げられるようにしたい」。先発マウンドでの“限定二刀流”での飛躍を期した。【伊東大介】
○…イベント「子ども夢プロジェクト・チャリティー大運動会」は今季限りで現役を引退した大野奨2軍バッテリーコーチが中心となって開催された。17年オフに日本ハムからFA権を行使して、故郷の岐阜に近い中日に移籍。子どもたちと触れ合う機会をつくりたいと球団などにかけ合って実現し、今回で6年目となった。初回から皆勤の小笠原は「こういう機会はなかなかない。なくさないように、継続してやれれば」と参加継続に意欲。大野奨コーチも「(小笠原が)やってくれれば、子どもたちも喜ぶ」とバトンを引き受けてくれることを願った。
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