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【韓国】「再犯率4倍」動物性虐待(獣姦)…今後は性犯罪として処罰すべき
動物福祉問題研究所「アウェア」は14日午後、ソウル中区貞洞(チュング・チョンドン)で記者会見を開き、報告書「動物性虐待の外国法例と政策課題」を公開した。動物性虐待問題は、取り上げることが難しいテーマとみなされ、他の動物福祉問題に比べ社会的な議論と研究が足りない状態だ。報告書は、韓国の事例だけでなく、海外の法例、現行法の問題点や改善の方向性を幅広く加え、韓国の状況に合う制度と法律を作らなければならないと指摘する。
●「動物性虐待」とは
報告書はまず、なじみが薄い動物性虐待の概念から説明する。人と動物の性的接触は、これまで「獣姦」(bestiality)あるいは「動物性愛」(zoophilia)と呼ばれていたが、最近の動物福祉分野では、「動物性虐待」(animal sexual abuse)という用語がよく使われている。米国サザン・メイン大学のピアス・ベルンPiers Beirne)博士は、動物との性的接触は、ほとんどの場合は強要を含んでおり、性行為が動物に苦痛や死を引き起こすケースが多いため、「種間性暴行」(interspecies sexual assault)と定義しなければならないと主張している。
●韓国での実態は…4年前の事件で公論化
2019年の「京畿利川(イチョン)性虐待事件」は、動物性虐待問題を公の場に引きだした。当時、京畿道利川市では、ある20代男性が大通りで子犬に性的虐待を犯し、動物に永久的な排便障害を負わせる事件が発生した。虐待者は処罰を受けたが、性虐待は明確な処罰条項がないという事実が公論の場に浮上した。虐待者には懲役1年6カ月・執行猶予3年が下されたが、これは、動物性虐待以外に別の女性に対しわいせつ行為を行った容疑を併合して判決した結果だ。
Yahooニュース ハンギョレ新聞 2023-12-16 11:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/71cc3652759f0a79c4f7cbb2ea609f6dbb6a0b2a