あわせて読みたい
イチローの262安打にさえ厳しかった米批評家たち 大谷翔平が壊した日本選手の“壁”
「ヒデオ・ノモからイチロー・スズキ、ヒデキ・マツイまでの日本選手は、利益を生み出す契約として証明された。しかしショウヘイ・オオタニの記録的な報酬は全く異なるものだ。これは、ますます国際的になるスポーツの中で日本の選手が非常に優れているだけでなく、最高かつ最も人気のある選手たちである証拠だ」
かつて複数のMLBチームのコンサルタントを務め、現在はニューヨーク大学でスポーツビジネスのプログラムを複数運営するビンス・ジェナーロ氏は「米国にやってくる日本選手の数は増えていたが、これは全く違うレベルに達するものだ」という。
二刀流の大谷だが、今秋受けた右肘手術の影響で来季は野手に専念する。それでも「オオタニの試合が日本で生中継されることが間違いなく分かっている日本企業は、ドジャー・スタジアムでのサイネージを購入しようと殺到するだろう」と飛び抜けた人気ぶりは間違いない。
同紙は「日本選手がメジャーリーグで成功しても、懐疑的な人々は批判する理由を見出した。ノモは1995年に投手としてドジャースに加入し、新人王に選ばれたが、批評家は異例なフォームで投げていたから成功したと言った。イチローが2004年に年間262安打というメジャー記録を樹立した際、批評家は主にゴロとライナー性の当たりを打ったことで成功したと言った。マツイは日本ではトップスラッガーだったが、ヤンキースでは普通のパワーヒッターに過ぎなかった」と指摘する。
しかし大谷については「米国人が得意とする分野で彼らを負かしている。日本での野球について複数の本を書いたロバート・ホワイティングは『彼は飛距離500フィート(約152メートル)のホームランが打てて、100マイル(約160キロ)の球を投げることができる上にほとんどの米国人より大柄で力がある』と言った」と高く評価した。
「ドジャースは、オオタニに費やした額の見返りを直接得られなくても、長い目で見ているかもしれない。過去にMVPに選出されたフレディ・フリーマンとムーキー・ベッツ、そして卓越した投手陣と組ませることで、この10年にわたって他者を圧倒するチームになれる可能性がある」と先を見据える。まさに日本野球の実力を示した存在となっている。
12/13(水) 11:48配信 フルカウント
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed895928eb7fdbe02252a961f4d778d841791715