【注目】心不全パンデミックの背後にある高齢化社会の課題とは?

【注目】心不全パンデミックの背後にある高齢化社会の課題とは?

心不全(しんふぜん、英: heart failure)は、何らかの原因によって引き起こされ、心臓の機能低下から起きる全身のさまざまな不調状態であり、具体的には心臓のポンプ(血液拍出)機能が徐々に低下し、全身に十分な血液を送り出せなくなっている心機能不全状態又は心機能喪失状態である。マスメディアの報道…
28キロバイト (3,767 語) – 2023年12月9日 (土) 16:48

(出典 www.nhk.or.jp)
心不全の患者が急増しているのは、高齢化が主な要因と考えられます。高齢になると心臓の機能が低下し、心不全のリスクが増えるためです。このような状況が続けば、心不全パンデミックの拡大は避けられないかもしれません。

1 Gecko ★ :2023/12/13(水) 18:34:28.83 ID:qp4GlOqa9

★<心不全パンデミック>事例編 心臓の機能 徐々に悪化 高齢化で患者増加予想

心臓の働きが悪くなる心不全の患者が増えている。国内には120万人もの患者がいて、国民の100人に1人が心不全といわれる。高齢化を背景に今後、激増すると予想され、「心不全パンデミック(世界的大流行)」も危惧される。病状や最新の治療、予防策などを3回にわたって紹介する。(長田真由美)
 岐阜県東濃地方の女性(68)が体に異変を感じたのは、8年前だった。せきが続き、夜に眠れない。近所の内科を受診したが、せきぜんそくと診断され、薬を処方された。
 服用を続けたが良くならず、少し動くだけで疲れるなど体調は悪化した。3度目の受診時にエックス線で撮影したところ、肺に水がたまる肺水腫が認められ、原因不明の急性心不全と診断。近くの総合病院に即入院となった。
 検査の結果、心臓を取り巻く冠動脈の一部が細くなっていると分かり、血管を広げるステントを入れる手術をした。退院後は職場に復帰。ほっとしたのもつかの間、次第に呼吸が苦しくなり、階段が上れないなど日常生活が困難に。最初の入院から1年後、2度目の入院となった。

◆息切れ、むくみ
 よく誤解されるが、「心不全」は病名ではない。心筋梗塞などの心臓の病気や、高血圧などの生活習慣病などを機に、心臓が十分に機能しなくなる状態をいう。日本循環器学会と日本心不全学会の診療ガイドラインによると、「心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める」と定義される。
 心臓はこぶし大の大きさで、1日10万回、全身に血液を送り出すポンプの働きをしている。収縮した時に血液を送り出し、拡張した時に血液が心臓に流れ込んでくる。

 「もともとは、収縮の機能が低下するものを心不全と言っていた」と名古屋大大学院医学系研究科教授の室原豊明さん(63)=循環器内科学、写真。その後拡張の機能低下も心不全とみなされるようになり、高齢化でそういった患者がさらに増えている。
 心不全の主な症状は、息切れやむくみ。血液を送り出す力が低下すると、疲れやすさや血圧低下、手足の冷えなどの症状が出やすくなる。また、送り出せない血液が肺にたまると息苦しさを感じ、脚などにたまると、むくみの原因になる。
 心不全は進行性で、徐々に悪化するのが特徴だ。治らない病気といわれるが、「『治らない』は表現が適切ではない」と室原さん。「10年くらい前から新薬が登場した。良い状態を保つ人もいて、状況は変わってきている」と話す。

(以下ソースにて)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/295532

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