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大谷翔平の1014億円契約、ユニフォーム販売だけで回収可能? 米経済記者が概算「200万枚売れば1014億円」
米大リーグで今オフの関心が集中していた大谷翔平投手の新天地がドジャースに決まった。9日(日本時間10日)に、自身のインスタグラムで明らかにした。米国の各メディアは契約内容を10年総額7億ドル(約1014億円)と伝えているが、これは野球にとどまらずプロスポーツ史上最大の契約であるとみられている。ただ米経済誌の記者によれば、ビジネスとしては十分に“回収可能”であるようだ。
MLB公式サイトは「7億ドルで驚かせる人:オオタニがスポーツ界史上最大の契約でドジャースへ」として大谷の超巨大契約を伝えた。記事は「本当に歴史的だ。オオタニの契約は、サッカー界のスーパースターであるリオネル・メッシが2017年から2021年までの期間、FCバルセロナと交わした6億7400万ドル(約976億3900万円)の契約を上回り、世界のスポーツ界史上最大の契約であると考えられている」としている。
この天文学的数字を、経済の観点から見るとどうなるのか。米国の経済誌「フォーブス」に寄稿するホワード・コール記者は自身のX(旧ツイッター)で回収の見通しを明らかにしている。
「もちろん概算だが」と前置きしたうえで、「ドジャースのユニホームの最高額は394ドル(約5万7000円)だ。送料を含めて利益が350ドル(約5万700円)だとする。世界中で200万枚のユニホームを売れば、7億ドルを手に入れることができる」
さらに「これは今後10年間でユニホームの価格が上がらないと仮定した場合だ。他の商品、広告、球場での飲み物や食べ物などが追加される」とも。巨大契約も、さまざまな収入源がある大リーグのビジネスモデルでは、十分に勝算があるのかもしれない。