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物議を醸したJ1昇格PO決勝のPK判定…元国際審判員・家本政明さんの見解は「ノットファウル」
Jリーグの判定を検証するサッカー番組「DAZN・Jリーグジャッジリプレイ」が6日更新され、2日に東京・国立競技場で行われたJ1昇格プレーオフ決勝・東京V―清水戦の終了間際のPK判定が取り上げられた。
【動画・問題のシーンはこちら】家本さんは「自ら接触を起こしファウルを誘発させるような行為」として「ノットファウル」の見解
https://nishispo.nishinippon.co.jp/article/805217
この場面は、東京Vが1点リードを許して迎えた後半アディショナルタイム、味方の縦パスに抜け出した東京VのFW染野唯月が、ペナルティエリア内で清水DF高橋祐治からタックルを受け倒れ込んだ。すぐさま池内明彦主審のホイッスルが鳴りPK判定に。そのPKを染野が決め1―1となり、そのままタイムアップ。年間順位で上位の東京Vが16年ぶりのJ1復帰を決めた。
このプレーをめぐって、元日本代表の駒野友一さんや藤本淳吾さんは、攻撃側がファウルをもらいにいくこともあるといった意見や、スライディングの必要性、また難しい判定だったと振り返った。
そんななか、元国際審判員の家本政明さんは「どちらとも言えるプレー。判断が分かれるプレーだった」と前置きしながら「個人的にはどちらかと言うとノットファウルと感じた」と振り返る。「染野選手の左足がポイントで、タックルに対してブロックにいった印象。イニシエイトと受けて取れる」という。
イニシエイトとは「自ら接触を起こしファウルを誘発させるような行為、あるいは接触が起きる原因を意図的につくる行為」のことで、家本さんは染野のプレーが、それに近いシーンとの見解を示した。
ただ、両選手のコンタクトの瞬間、主審や副審の位置が、染野の左足の状況が分かりにくい位置にあり、ファウルタックルに見えたのではと推測する。VARに関しては、主審はイニシエイトの認識がなく、ファウルタックルと判断し、さらに映像でもファウルと認識できるものがあったことで主審の判定を支持。家本さんによると、「VARは判定の正しさを追及するものではない。ファウルと見て取れる映像がある以上、主審の判断を支持、尊重することになる」と解説した。
判定をめぐって、J1昇格を大きく左右したプレーということもあり、試合直後からSNSなどでさまざまな意見が飛び交うなど、大きな反響を呼んでいた。
12/6(水) 17:22 西スポ
https://nishispo.nishinippon.co.jp/article/805217
J1昇格争いの決め手となった東京V染野のPK獲得シーンを検証! 家本氏が指摘した“イニシエイト”とは? | ジャッジリプレイ
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