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ヴェルディ黄金時代OBが国立に集結! Jリーグ創成期彷彿の対戦カード…16年ぶりのJ1昇格に喜び「本当に良かった」
東京ヴェルディと清水エスパルスが戦ったJ1昇格プレーオフ決勝には、両クラブのOBも多く集まっていた。特にホームの東京Vでは、元日本代表MFラモス瑠偉、元日本代表MF北澤豪、元日本代表FW武田修宏と東京V黄金時代の面々も観戦していた。
試合後、16年ぶりのJ1昇格を決めた古巣について武田氏は「本当に良かった」と喜び、「染野(唯月)が決めてくれて良かったですね」と、後半アディショナルタイム6分にFW染野唯月がJ1復帰につながる同点ゴールとなるPKを決めたことを喜んだ。
また、「江尻(篤彦強化部長)もお金がないなかで、良くやっていましたよ。練習を見に行った時も江尻と城福(浩監督)さんがしっかりとコミュニケーションをとってやっていましたし、やっぱり良い練習をしていました。あとは来年が大変だね。J1に上がってからどうするか。江尻とは小学校時代の選抜からの仲間だから、今度、ゆっくり話したいね」と言い、「清水が心配だね。俺は。サッカー王国静岡で清水東出身だから、ちょっと心配です。静岡県民としてね」と、J2に残留することになった清水を気遣った。
この試合には5万3264人という大観衆が集まった。“オリジナル10(Jリーグ発足時に加盟した10クラブ)”対決ということでも注目を集めた大一番だったが、武田氏も「ヴェルディの緑のユニフォームと陸上トラックを、ヴェルディのOBたちと見ながらね、30年前のヴェルディ対清水を思い出しましたよ。国立競技場での優勝争いをしたヴェルディ対清水。もっと振り返れば92年、93年も国立でヴェルディ対清水でしたし、93年の12月1日の試合は俺のゴールで1-0でヴェルディが勝っていますから国立で」と、自身の現役時代を懐かしそうに振り返った。
また、この日はラモス氏、北澤氏とも再会した武田氏だが、昇格が決まった直後には、ポルトガルにいる元日本代表FW三浦知良からも、ラインが届いたという。武田氏がその画面を見せると、「おめでとうございます。自分も見ていました。あの時間によく追い付きました。素晴らしい」というメッセージが綴られていた。
「カズさんもポルトガルで見ていて、俺も、ラモスさんもキーちゃんも現場にいて。そういう仲間がね、みんな集結したのでね。素晴らしい日でした。本当に江尻さんと城福さんと選手たちを褒めてあげたいです」と、古巣のJ1復帰を心から喜んだ。
そして来季、再びJ1を戦うことになる東京Vには「今日見ていても、ミスが少なくて止める蹴るの技術は高い。現代サッカーは、ハードワークってスタイルが変わっている。そういう意味では昔のつないでというスタイルではなく、現代サッカーをするハードワークをして走るスタイルでかかってほしい」と言い、「チャンスがあれば来年、コーチでいきたいですね」と、コーチングスタッフとしての東京V復帰にも色気を見せた。
12/2(土) 21:01配信 フットボールゾーン
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