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中日、中田翔に2年6億円準備 巨人での契約と同程度を提示へ… 交渉解禁即アタック 加藤球団代表「誠意を見せる」
巨人の中田翔内野手(34)が保留選手名簿から外れ、12月1日に自由契約選手として公示される。他球団との交渉が解禁となり、獲得に向け中日が2年契約で年俸3億円程度を提示する準備を進めていることが分かった。中日は即、中田サイドに連絡を取り、本格的な交渉をスタートさせる。
交渉解禁を迎え、ドラゴンズが中田に“超超本気”の即オファーを出す。FA宣言に備え調査を進めてきたが、巨人退団が決まり本格的な獲得調査に乗り出していた。その結果、通算303本塁打を誇る中田の存在は得点力不足解消を目指す上で欠かせないと判断。中田サイドに連絡を取り、近く本格的な交渉に入りたい考えだ。
条件面に「本気」がにじみ出る。中田は昨オフに巨人と3年契約を結んだが、オプトアウト権を行使し、来季以降の2年間の契約を破棄した。中日は、中田が破棄した残りの2年間の契約と同程度の条件でオファーする用意を進めている。2年契約で年俸は3億円程度になる見通し。最大限の誠意で獲得への意思をみせるつもりだ。
出場機会を求め、減俸も辞さない構えで巨人退団を選んだ中田にとっても、願ったりかなったりのオファーになることだろう。最終的には他球団の動向も踏まえて進路を決断することになるが、ドラゴンズの本気度は間違いなく伝わるはずだ。
中田への熱烈オファーへの背景は、10年にわたる低迷を断ち切らねばならないという球団の思いがある。球団史上初の2年連続最下位に沈み、得点は4年連続リーグワーストとなる390。1試合平均の得点が2点台と、散々な状況となっている。
一塁にはビシエドがいるが、今季は91試合で打率2割4分4厘、6本塁打、23打点と本来の姿ではなかった。年俸3億5000万円のビシエドのV字回復を期待したいところだが、とはいえ球団も待ったなしの状況。中田の入団がかなえば、一塁のポジションはかぶることになるが、チームの浮上のためには絶対的な核となる打者の補強が必要と判断した。
中田は100打点超えのシーズンが5度とドラゴンズが最も欲している「得点力」を持ち、一塁守備も球界トップクラス。巨人退団が決まった際には「今の自分は打席に立ち続けたい、グラウンドに立ち続けたい、その気持ちでいっぱいです。そのようなチャンスをいただけるお話があればありがたいです」とコメントした。ドラゴンズにとって今オフ最大のミッションが始まる。
https://news.yahoo.co.jp/articles/717ced66a6dd6c43b96fa71eb477ea9477221f25
中日が巨人から自由契約選手となった中田翔内野手(34)の獲得を目指す。加藤球団代表が1日に「誠意を見せる対応はしたい」と右の大砲獲りに動くことを明らかにした。
中日は今季、チーム打率(2割3分4厘)、本塁打(71)、得点(390)の全てでリーグ最低と貧打に苦しみ、球団史上初となる2年連続最下位に沈んだ。立浪監督3年目の来季は勝負の年となるだけに、打線強化が喫緊の課題。近日中にも中田翔と直接、入団交渉するものと見られる。
立浪監督は秋季キャンプ中の11月15日に「ジャイアンツで故障もありましたけど、勝負強いということはなかなか身につくものじゃない。実際100打点以上、何回(5回)も挙げている選手。うちに必要なのはもちろんホームランもそうですが、やっぱり打点を挙げてくれる選手というのも魅力は感じますよね」と語るなど、中田の実力を高く評価していた。
強竜打線復活を、打点王3度の実績を持つ中田翔に託すつもりだ。