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【文化の違い】 バイアグラ、イボ付きコンドーム…韓国で痛感した仰天プレゼント 「呪いのワラ人形セット」も人気
かれこれ40年ほど前、ある公団の広報担当理事のところに取材に行った。
帰り際に彼は「記念品です。安物ですが」と言って小さな包みをくれた。開けてみると、イボ付きコンドームだったので、もう仰天した。
「文化の違いだ」と思った。
 このビックリプレゼントを思い出したのは、「韓国の贈り物文化」について調べようと古い記事をあさっていたところ、 
 「文化の違い」を痛感させられる記事にめぐり会ったからだ。 
朝鮮日報(2012年10月21日)の「バイアグラのジェネリックが人気」という見出しの以下の記事だ。
 「大学講師のキムさん(41)は大学の教授たちに『プレゼント』するため、最近医者で処方を受け、勃起不全治療剤を2箱購入した。 
 フィルム型治療剤が20枚入っている。これをあいさつ代わりに1枚ずつ配っている。 
 キムさんは『1枚5000ウォン(当時のレートで360円)で、賄賂にも当たらず、負担も少ない』と話した」 
これが大学の教員たちの〝日常風景〟なのか。朝鮮日報は何の気恥ずかしさを滲(にじ)ますこともない筆致で続けている。
 「50歳代のワンダーフォーゲル・サークルで、バイアグラのジェネリックを集まりの際にプレゼントとして出すと大変に好評で、 
 以後『バイアグラプレゼント』がサークルの慣行になった」と。 
 2020年代に入ると、「呪いのワラ人形」に釘(くぎ)を打つブームが静かに広がったようだ。 
 ワラ人形に釘、呪いの言葉を書き込む用紙などのセットが1000円ほどの値段で売られていて、 
 忘年会の交換プレゼント品にもなっている(同紙22年12月19日)という。 
 自ら「恨(ハン)の文化の国」と称するほどだから、「呪いのワラ人形」セットが、よく売れている事実にはさして驚かない。が、 
 それが友人へのプレゼント品になるとは。 
 セットを入手したら、「恨みの対象を思い浮かべながら、釘でつぼを刺し、冷凍庫に入れて凍らせ、呪いの袋とともに燃やす」 
 (同紙23年11月25日)のだそうだ。 
強い違和感を覚えるのは、きっと「文化の違い」がある国の人間だからだろう。 (ジャーナリスト・室谷克実)
 2023.11/30 06:30 
 https://www.zakzak.co.jp/article/20231130-RHYD5P6YLBJBLLLB5OOLHVH6BA/ 
		  	      
      






