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【約4倍!】 韓国産カキの中国への輸出が激増―中共メディア
中国中央テレビ(CCTV)によると、関税の引き下げを背景に韓国の中国向けカキ輸出は近年増加が目立ち、今年1~10月は前年同期の約4倍となる270万ドル(約4億円)に達した。
同メディアが取材したのは、韓国のカキ生産量の7割以上を占める慶尚南道統営市。
年間の生産量が4万トンを超える現地は今、1年で最も忙しい時期を迎えており、
毎朝6時過ぎに水揚げが始まるカキは海沿いを中心に建てられた加工工場に運ばれる。
統営カキ養殖協会の会長は「海外市場の開拓に努めているところです」と述べ、
製品の競争力引き上げのためにより多くの加工工場が必要と説明した。
また、新製品の研究開発への意気込みを示し、特に中国市場を見据えて高付加価値製品の開発を進めているとも語った。
韓国海洋水産部の輸出加工振興課の責任者によると、近年、韓国では企業が中国の青島、上海などで開かれる水産物展示会に参加することが奨励されている。
企業の電子商取引(EC)活用に対する協力も行われ、カキ以外にアワビやヒラメなどの海外市場開拓も期待されている。
中国は韓国にとって最大の水産物輸出先で、2022年の水産物輸出額は日本と米国への輸出額の合計に相当する9億ドル(約1335億円)だった。
15年12月発効の中韓自由貿易協定(FTA)に加え、地域的な包括的経済連携(RCEP)協定が
22年2月に韓国に対して発効したことにより、韓国の水産物輸出も新たなチャンスを迎えるという。(翻訳・編集/野谷)
Record Korea 2023年11月21日(火) 22時0分
https://www.recordchina.co.jp/b924091-s39-c20-d0190.html