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【韓国】辛ラーメンは海外で食べたほうが美味しい?・・・「理由が判明」
┃「美味しいから仕方ない」輸出用ラーメンには添加
┃大賞『味元ラーメン』カップ?、売上高10位に
▲ 輸出用『辛ラーメン』。
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ラーメン愛好家の間で欠かせない論争がある。「海外でラーメンを買って食べたほうが美味し」というのである。ラーメン企業は概ね正しい話だと認める。海外に輸出したり、現地で直接生産したラーメンは具の量が多く、しかも大きい。だがしかし、値段がその分高いのも事実だ。
食品業界は具の量より、スープに注目する必要があると口をそろえる。その主人公は『L-グルタミン酸ナトリウム(Monosodium L-glutamte)』、MSGである。コクを出すMSGは、海外輸出向けのラーメンの袋からは容易に見つけることができる。その一方、内需向けのラーメンから消えた理由は何なにか。
▲ 輸出向けの『ブルダク炒め麺』には、MSGの成分であるモノナトリウムグルタメイト(Monosodium glutamate)が入っている。
ラーメンのMSG論争は2010年代初期にまで遡る。あるテレビの食べ物告発番組で、『善良な食堂』を選定しながらMSG使用有無を基準にした。いくら美味しくて値段が安くても、MSGを使用していると善良な食堂にはエラばれないのである。豚カルビ、冷麺、甘藷湯(カムジャタン)などの有名食堂が善良な食堂に挑戦して、MSGを入れているという理由で脱落する様子が放送された。
視聴者掲示板はMSG論争で即座に炎上した。MSGを摂りすぎると脳の神経細胞が破壊されるなどの健康に有害だという主張と、サトウキビから抽出した原糖を精製しただけだという論争が起きた。議論が拡大すると、食品医薬品安全庁(食薬庁)は「1955年に米国食品医薬局(FDA)と世界保健機構(WHO)が共同研究した結果、MSGは一生食べても安全である」という立場を明らかにした。
▲ 各国別のMSG成分の安全性評価。
■ 米国も『中華料理店症候群』で困惑
実際に農心(ノンシム)やオトゥギ、三養(サムヤン)食品は、2007年からラーメンにMSGを使っていない。当時のウェルビーイング(well-being)ブームと相まって、天然調味料に対する需要が高くなったからだ。現在も八道(パルド)の『トゥムセラーメン』やGS25の『オモリ(大盛り)キムチチゲ?』など、一部の製品にのみMSGが入っている。一方、日本や中国、東南アジアで販売されている『辛ラーメン』や『ブルダク炒め麺』などの輸出向けラーメンには、MSGが必ず入っている。ただし、米国現地で生産している辛ラーメンにはMSGが入っていない。1968年の中国料理を食べると頭痛や消化不良が起きるという『中国屋症候群』を皮切りに、米国内でもMSGに対する否定的な認識が広がったからである。あるラーメン業界の関係者は、「現在はMSGに対する認識が大幅に改善したが、神経質な消費者がいて、容易に再使用の決定を下せない」と話した。
▲ 大賞の『味元ラーメン』
■ 味元漬けのステーキも
大賞(テサン)が勝負に出た。MSGの『味元(ミウォン)』を前面に出した、『味元ラーメン』を発売したのである。ユッケジャンがベースの汁に味元を入れ、コクを極大化したのが特徴だ。結果は大当たりだった。GS25によれば、先月27日の発売以降、味元ラーメンは150種類以上のカプ麺のうち、10位の売り上げを記録した。GS25の関係者は、「カプ?はベスト商品が多く、順位の変動があまりない」とし「異例な人気だ」と説明した。
MSGを求める消費者も増えている。SNSにはラーメンを美味しく食べる方法の一つとして、味元を一つまみ入れれば良いというレシピが共有されている。ステーキを味元に漬けるドライエイジング法も話題になった。大賞は味元の『ブケ(サブキャラクター)』である『ホン・ミウォン』を公開し、MZ世代の攻略に乗り出している。
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