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静岡で止まらぬ教職員の懲戒処分、教育長が異例のビデオメッセージ…「愚直に何度でも研修を行う」
読売新聞
静岡県教育委員会は16日、免職2件を含む計3件の教職員の懲戒処分を発表した。今年度の懲戒処分は計12件となり、すでに2021年度の11件を上回り、逮捕事案が相次いだ22年度の14件に迫る勢いだ。県教委は、あの手この手で再発防止策を講じてきたが収まる気配はない。池上重弘教育長は、異例のビデオメッセージを作成して教職員向けに公表した。
「涙ながらに訴えていたので、うそをついていないと思った」
発表によると、懲戒免職処分を受けたのは、県立中央特別支援学校の男性教諭(32)と、県東部の小学校の男性教諭(25)。
県立中央特別支援学校の教諭は、9月にJR静岡駅ロータリーで酒に酔って寝ていた男性のかばんから財布やカードケースを盗んだとして、窃盗容疑で県警に現行犯逮捕された。今月に不起訴(起訴猶予)処分となっていた。
県東部の小学校の教諭は7月、水泳の授業中に教室にスマートフォンを設置し、女子児童の着替えを盗撮した。スマホを発見した児童が教諭に迫り、撮影データを削除させた。教諭は学校や教委の聞き取り調査には「故意ではない」と訴えたが、その後の警察の調べで盗撮行為を認めたという。被害者の特定につながるとして氏名は明らかにしていない。
調査で行為を明らかにできなかったことについて、県教委は「涙ながらに訴えていたので、態度や説明を勘案し、うそをついていないと思った。追及が完全ではなかった」と調査の限界を示唆した。
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https://www.yomiuri.co.jp/national/20231117-OYT1T50126/