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巨人、オリックス・山崎福也の争奪戦に本格参戦 4年総額8億円超、背番号「11」提示へ
巨人が国内FA権を行使したオリックス山崎福也投手(31)の獲得に乗り出すことが16日、分かった。
DeNA、ヤクルト、ソフトバンク、日本ハムなど複数球団による争奪戦に本格参戦する。条件面では4年総額8億円超を用意しているとみられる。4年ぶりのリーグ優勝、12年ぶりの日本一奪回の必須戦力としてパ・リーグ3連覇に大きく貢献した左腕に白羽の矢を立てた。
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絶対的な課題の先発投手の補強に踏み切る。巨人が今オフのFA市場に挙がった山崎福の獲得に向け、本格交渉に入る。複数球団による激しい獲得競争は覚悟の上。球団としての誠意と熱意を丁寧に伝えていく。ここ2年はFA交渉は不発が続き、若手育成との両輪を目指すも、2年連続Bクラスと厳しい現実を突きつけられた。吉村編成本部長は「全員どういう状況でというのは調査はしてます」とFA参戦を示唆していた。
阿部新体制下では「強い」と同時に「愛される」チームづくりを掲げている。秋季キャンプでは、ファンからだけではなく、選手からも愛されるチームにするべく、対話を重視した。FA交渉においても山崎福本人の未来像を尊重することと、球団としてのプランを対話の中で重ね合わせていく。双方の思いの合致こそが交渉成立への唯一の方法となる。
先発投手陣で今季、規定投球回に到達したのは戸郷と山崎伊の2投手のみ。ともに2ケタ勝利を挙げるも、全体的な底上げには至らなかった。経験豊富な菅野はケガと不振で本来の姿ではなく、4勝にとどまった。先発ローテの強化、補強は急務課題となっている。
この日、球団から背番号変更が発表され、平内が11から66に変更された。山崎福が20年から愛用する背番号11を空け、交渉の席で提示するとみられる。オリックスのパ・リーグ3連覇に貢献した左腕の能力を高く評価。DH制ではないセ・リーグでは非凡なセンスで定評がある打撃も今まで以上に価値がつく。
勝つために必要な戦力補強に妥協はない。近日中にも直接交渉に臨み、山崎福に誠意と熱意を余すことなくぶつける。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/202311160000998.html