【東京新聞社説】「隣人」北朝鮮に思いはせねば

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【東京新聞社説】「隣人」北朝鮮に思いはせねば

1: 動物園φ ★ 2023/11/19(日) 14:07:34.04 ID:eRYPdhjY
<社説>週のはじめに考える 「隣人」に思いはせねば
2023年11月19日 07時48分

 常態化する食糧難、生還が困難とされる政治犯収容所、世界に類を見ない監視社会…。指摘されて久しい北朝鮮の劣悪な人権状況が最近、あらためて国際社会から厳しい批判を浴びています。

 国連安全保障理事会は今夏、北朝鮮の人権問題に関する公開会合を6年ぶりに開催し、北朝鮮が国民の福祉を犠牲にして、核・ミサイル開発を進めているとの批判が相次ぎました。

 韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)政権は、非核化と人権改善を対北朝鮮政策の2本柱と位置づけています。

 北朝鮮メディアは、最高指導者の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記を「人民を第一に愛する慈愛に満ちたお父様」(朝鮮中央通信)とたたえていますが、実際には人民が慈愛を享受しているという状況にはほど遠いようです。

◆弾圧と恐怖による統治

◆許されぬ人権、命の軽視

 北朝鮮は7月に韓国の人権状況を非難する「人権凍土帯」という冊子を発刊しました。

 そこには「人権は人間の自主的権利であり、いかなる場合にも侵害されてはならず、それを保障することは世界の全ての国と民族の義務だ」と記しています。

 全くその通りです。正恩氏が本当にそのように思うのなら、自国の人権状況を直視すべきです。

 人々の尊厳と命が軽んじられることは、いかなる地域でもあってはなりません。北朝鮮は歴史的にも地理的にも日本と関係が深い国です。過酷な運命に身を委ねざるを得ない「隣人」に思いをはせねば、と強く感じています。

東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/291004


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