10代の28.6%は「自宅にパソコンはあるけど使っていない」

10代の28.6%は「自宅にパソコンはあるけど使っていない」

10代の28.6%は「自宅にパソコンはあるけど使っていない」

1 守護地頭 ★ :2023/11/15(水) 09:36:10.94

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/17a542210b3a48aaacbb67740e13da5aaac98fd3

高度の情報処理能力を持ち、多彩なソフトで多様な実務をこなし、エンタメ部門の需要にも大いに応えてくれるパソコン。インターネットの普及とその窓口としてスマートフォンが多くの人の手に渡るようになり、相対的に利用価値は小さくなる一方で、今なお必要不可欠の場面も多い。また昨今では「若者のパソコン離れ」といった指摘もされている。それでは現状においては、どれほどまでにパソコンが普及し、利用されているのだろうか。今回は総務省が2023年6月に情報通信政策研究所の調査結果として公式サイトで発表した「令和4年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」(※)の公開値を基に、パソコンの世帯普及状況や利用実態を確認する。

まずは自宅にパソコンがある人の状況。

全体では82.7%の人が自宅にパソコンがあると回答している。ただしそのうち回答者自身が使っているのは61.5%。残りは家族の他の誰か別の人が使っているか、何らかの理由でほこりをかぶっていることが予想される。男女別では男性の方が所有率も利用率も高い。所有率はあまり差が無いが、女性の非利用率が高いため、利用率には16.5%ポイントもの差が出ている。

気になる年齢階層別の所有状況だが、回答者自身の年齢による傾向のような動きは見られない。一方で利用率を見るとやはり10代は20~50代と比べると低い形となっている。また、60代も10代同様に低めで、10代以下の値。

10代の28.6%は「自宅にパソコンはあるが使っていない」とする層。あるいは使っていないのではなく、使わせてもらえないのかもしれない。いずれにせよ、10代のパソコン利用率は5割台でしかなく、3割近くは「自宅にあるが使っていない」実情にあることに違いはない。

パソコンは高価な端末であることから、低世帯年収ほどパソコンを取得する機会が少なくなる。それが若年層のパソコン離れ的な話の要因ではないかとの話があるが、今件調査値からも理由はともあれ結果としては同じ、世帯年収が低いほどパソコンの所有率・利用率が低い傾向にあることが確認できた。

一方、パソコン非所有者の動向を見ると、パソコンに関する属性によるスタンスの違いが見えてくる。値は各属性の全体に対するものであることに注意。

10代は無い人の半数以上がパソコンを欲しいと思っているものの、20代以上になると無い人のうちいらないとする人の割合が半分を超えている。60代では無い人のうち8割強が欲しくはないと答えている。学生・生徒(中学生から大学生)は自宅にパソコンが無い人の6割強は欲しいと思っているが、無職でほしい人は3割近くでしかない(多分に高齢層が該当する)。

世帯年収別動向だが、おおよそ低世帯年収ほどパソコン所有率は低い=非所有率は高いものの、その多くは「無いが欲しい」ではなく、「無いしいらない」の回答。200万円未満では3割強がパソコンは無いし欲しくないと答えている。一方で8.7%はパソコンは無いが欲しいと考えているのもまた事実ではある(ただし低世帯年収の世帯も多分に高齢者が世帯主の世帯であることも確か)。

※以下略

11/15(水) 9:00

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