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〝逆風FA〟西武・山川穂高内野手を恩師が擁護!「聖人君子ってごくわずかだと思う」
前日14日に山川は球団を通じて「宣言させていただくことで私自身のこれからの野球人生に対して重い責任を持ち続ける覚悟であることをご理解いただけたら幸いです」などと苦悩に満ちた文面を示し、FA宣言に至った思いをさらけだした。
ネット上には西武ファンの辛らつなコメントばかりでなく、獲得調査を続けるソフトバンクを応援する鷹党からもブーイングを浴びせられるなど異例のFA宣言となっている。
一方で、そんな逆風に立つ山川の再起を支援してくれる人もいる。母校・富士大の元監督で恩師の青木久典氏(50=六花亭軟式野球部監督)も、その1人だ。
10月5日の謝罪会見で山川は「いろいろな方に『まだ(野球を)辞めるな』と言ってもらいましたが、特に大学の恩師に言われた言葉がもう一回反省して一からやり直したいという気持ちにさせてくれた」と語った。
一連の不祥事が世に出る直前の5月に山川から一本の電話を受けて後日、騒動の大きさを知った青木氏は「電話の感じから何かあったんだろうなとは思いました。彼は彼なりにボクに心配をかけまいと思って連絡してきたんだと思います」と当時を振り返った。そして「ボクはあれだけの才能を持った人間に野球を辞めてほしくなかった。『どんなことがあっても野球だけは続けろ』と」とも述べ〝謹慎期間中〟に説得し続けたことを打ち明けた。
「こんな言い方をしてはいけないのかもしれませんけど、聖人君子ってごくわずかだと思うんです。彼も大きな過ちを犯した。そこはしっかり謝罪して、制裁を受ける。その上でまたチャンスをいただけるのであれば恩返しをしてほしい」と青木氏は口にする。
明るみに出た不祥事で多くの関係者が山川から離れ、このFA宣言によってさらに孤立は深まっている。そうした中で昔と変わらず今も味方となってくれている人の恩だけが、山川を支えているのかもしれない。
11/16(木) 6:16配信 東スポ
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbda3af6905e4c4dfb75d59c13f8edb51125763f