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【韓国】KBS新社長、前政権時代の偏向報道を謝罪
朴敏社長はこの日、対国民謝罪文「真の公共放送に生まれ変わります」で、「KBSニュースはここ数年間、不公正な偏向報道だとの批判が絶えなかった。公正さを欠き、国民の信頼を失ったことに遺憾の意を表し、国民の皆様に深くおわび申し上げる」と謝罪した。
朴敏社長は不公正報道の事例として、「2019年に女優ユン・ジオ氏が『ニュース9』に出演し、『故チャン・ジャヨンさん事件』について述べた虚偽主張の報道」「2020年の『検言癒着』報道」「2021年の『呉世勲ソウル市長センテタン』集中報道」「昨年の大統領選挙直前の金万培(キム・マンベ)氏虚偽インタビュー音声ファイル報道」の4つを挙げた。朴敏社長は「KBSを代表する番組『ニュース9』はいわゆる検言癒着事件の報道で翌日に謝罪した。また、故チャン・ジャヨンさんの死亡に関連して後援金詐欺疑惑を受け海外に逃亡したユン・ジオ氏を出演させ、虚偽の主張をさせた」と述べた。さらに、「2021年4月の補欠選挙直前、いわゆる『呉世勲ソウル市長センテタン』を集中的に報道し、『短時間で真実究明が難しい内容を選挙直前に集中報道することで選挙戦に影響を及ぼした』と批判された」「2022年の大統領選挙直前に、最終的に捏造(ねつぞう)されたものであることが明らかになった金万培氏の虚偽インタビュー音声ファイルを報道した」とも言った。朴敏社長は「これらの報道はKBS構成員さえも記憶しており、各種経営評価や外部から指摘を受けている報道だ」「KBSは今後、スクープ争いをやめ、訂正報道はニュースの冒頭に報道する」と述べた。
KBSは昨年の118億ウォン(約13億6000万円)に続き、今年1-3月期だけで425億ウォン(約49億円)の赤字を出した。今年7月から施行された受信料分離徴収で、さらなる収入減少も予想される。朴敏社長は「(KBSは)国民の信頼喪失により受信料分離徴収をすることになった」「既存の経営方式ではこの危機を乗り越えられないため、私と役員は経営が正常化するまで給与30%カットする」と語った。また、「早期退職を拡大・実施し、逆三角形の非効率的な人材構造を改善する。それでも人材運用の効率化が進まない場合は人員削減も検討する」と述べた。
イ・ヨングァン記者
https://news.yahoo.co.jp/articles/823f37cbea272359df94082271c0f84b88e2ccc7
KBS新社長の就任初日、政権批判番組が次々と打ち切り=韓国
https://japan.hani.co.kr/arti/politics/48375.html
偏向報道にメス、尹錫悦が「受信料」徴収方式変更でKBSに仕掛けた戦争
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/76097