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「昭和くさいイベント」時代錯誤に未成年参加、阪神優勝で議論勃発の“ビールかけ”は昭和の遺物か
週刊女性PRIME
日本一のビールかけを味わった岡田彰布監督(阪神タイガース公式YouTubeより)
「2回できると思わなかったね!」「選手のときより、今回のほうがうれしいですね」─。
38年ぶりの日本一に輝いた阪神タイガース・岡田彰布監督の“ビールかけ”の様子がテレビで生中継された。リーグ優勝と日本一、阪神では今年2度行われたビールかけ。この中継での岡田監督の泡まみれの笑顔に心動かされたファンも多かっただろう。
だが、逆に《SDGsとかけ離れた行為なのに、なんでやってんの?》《いつまでこんな昭和くさいイベントやってんだろう》などといった厳しい声もネット上で聞かれる。批判は今回に限ったことではなく、ずっと以前からもあった。
確かにビールかけは“飲料を本来の目的でなく大量にまき散らし、汚水を発生させる行為”であり、環境への負荷も大きいとされる。条例の厳しい仙台市でのビールかけについては、一度バキュームカーで汚水を吸い上げ、排水の水質を上げる処理をする施策を行っているという。
また“未成年にアルコールをかける行為は違法では”という批判もある。これについてアサヒビール広報に問い合わせをしたところ、
「未成年用にノンアルコールも用意していましたが、今回は未成年選手の参加はありませんでした」
とのことだった。ちなみに今回の阪神優勝時の銘柄は『アサヒスーパードライ』のみで、中瓶4000本が使用されたという。
オリックスが日本一だったら
「アサヒビール近畿圏統括本部がタイガースのオフィシャルスポンサーであり、その関係もあって、先方よりご指名を頂きました」(前出・アサヒビール広報)
オリックスのリーグ優勝時にはアサヒ、キリン、サントリー各社の銘柄が使用されたということなので、日本シリーズでの優勝がオリックスのものになっていたなら、3社のビールが飛び交っていたのかもしれない。
なお、かける用のビールはすべて常温だ。このことについては1998年に横浜ベイスターズ(現・横浜DeNAベイスターズ)がリーグ優勝を果たした際のエピソードを、当時のピッチャー・佐々木主浩がラジオ番組で明かしている。
「優勝に慣れてないからビールがキンキンに冷えていて、寒すぎて風邪ひきました」
その後、発熱しながらも日本シリーズ第1戦に登板、38年ぶりの優勝に貢献した佐々木。まさに“大魔神”級の働きがすごい!
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