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阪神、ノイジーの来季残留が決定!“解雇”方針が日本シリーズの3ランと右打ちが決め手となり急転…異例の減額での契約更新
その去就が注目されていた阪神シェルドン・ノイジー(28)の来季残留が決定したことが14日までに明らかになった。
夏の時点では1年契約を更新しない方針だったが、8、9月に成績が右肩上がりとなり、日本シリーズ第7戦での3ランなどで評価が一変、1年契約での逆転残留となった。
ただ今季のトータルの成績は満足のいくものではなく、他選手とのバランスも考慮して異例の減額での契約更新となった。
岡田監督の「右打ち」サインに応えた対応力も評価された
日本シリーズでの活躍がノイジーの運命を変えた。これまで流動的とされていたノイジーの残留が決定したのだ。3勝3敗で迎えた第7戦。0-0で迎えた4回一死一、二塁のチャンスで、オリックスの先発左腕、宮城大弥に簡単に追い込まれたが、難しいチェンジアップをレフトスタンドへ運んだ。
岡田監督が「あそこでホームランが出るとは思わなかった」と試合後に振り返った3ラン。38年ぶりの日本一を引き寄せる値千金の一発だった。さらにノイジーは、この試合で5回にもセンターへのタイムリーをマークしている。
ノイジーが日本シリーズで示した存在感はこれだけではなかった。
3年連続“投手4冠”の絶対的エースの山本由伸と対峙した第1戦の5回だ。無死から一塁走者の佐藤輝明が意表をつく盗塁を決めた直後に岡田監督が、初めて出したという右打ちのサインに応えて、ライトへの犠牲フライを決めて佐藤を三進させた。
この進塁打が山本攻略の糸口となった。チーム打撃ができることを証明したことが、ノイジーの評価を一変させ、さらに第6戦では、再び山本から右方向へ先制ホームランを放っていた。
今季のレギュラーシーズンの成績は、133試合に出場し、打率.240、9本塁打、56打点で、推定1億8000万円の年俸からすれば、期待外れの結果に終わっていた。
前半戦が終わった時点で、球団内では、ノイジーとは今季限りで契約を更新しない方針が固まっていた。レフトの守備は素晴らしく、特に捕球してからの素早く正確な送球で二塁打を阻止し、補殺は、最終的にリーグ最多の12補殺をマークするなど、チームに貢献した。
だが、肝心の打撃の方は、チャンスで凡退するケースが目立った。だが、8月の月間打率は.279と、右肩上がりとなり、9月に3本塁打、16打点と爆発。球団内での評価を変えつつあった。
そのなかで日本シリーズでは、第4戦から6番から5番に昇格し、打率.250、2本塁打、5打点という結果を残し、優秀選手賞を獲得した。こられの結果を受けて再度、来季の契約についての見直しがなされ、急転、残留となったのだ。
野手の新外国人選手に関しては、当たり外れが多いことや、近年、大物外国人選手の獲得が難しくなっているというメジャーのマーケット市場も影響した。
実際、今季のセ・リーグの外国人選手で、規定打席に達したのは、ヤクルトのオスナ、サンタナとノイジーの3人だけ。もしノイジーをリリースした場合、他のライバル球団に持っていかれる懸念もあった。
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